6月19日、視聴覚行事で「歌舞伎の鑑賞教室」に参加するため、半蔵門にある国立劇場に全校で出かけました。第1部は中村虎之介さんの解説による「歌舞伎のみかた」、第2部は近松門左衛門作「日本振袖始―八岐大蛇(やまたのおろち)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)―」からの抜粋という構成です。
前半は役者さんに手を振ったり、高い声で歓声を挙げたりと活発に反応し、後半はまじめに鑑賞していました。生徒の振り返りには、黒御簾音楽の表現に感心し、古文で学んだ知識が役だったという実感など、伝統芸能をポジティブに受け止めたものが多く見られました。
晃華学園では、中学1年生の音楽で三味線の実技、2年生で半日能楽体験を、いずれもプロ(演奏家・能楽師)をお招きして実施しています。生徒たちには、伝統芸能の面白さを自身で享受し、特長を広く伝えられるようになってもらえればと思っています。