今年もクリスマスシーズンがやってきました。
晃華学園の職員室前は、生徒が制作したクリスマスの飾りで大変にぎわっており、まるでクリスマスマーケットのようです。
中学1年生はクリスマスに向けて、美術の授業で『紙のステンドグラス』を制作しました。
まず、お花紙(運動会や文化祭のお花を作るための薄い紙)を折って切り、連続した模様の紙を3枚作ります。次にトレーシングペーパーでその紙を挟み、枠をつけます。最後に銀色のテープで縁取ります。
文にして書くと簡単に感じられますが、薄く扱いが難しい素材です。ここは晃華生の腕の見せ所、丁寧に繊細な模様を切り抜き、色の重ね方にもこだわり、この世に二つとない美しい作品が出来上がりました。
ロングホームルームの時間を使って、生徒たち自ら『紙のステンドグラス』の展示作業とクリスマスツリーの飾りつけ(こちらのオーナメントも中1の手作り)を行い、空間全体が大きな一つの作品のようになりました。個々の作品が組み合わって、より素敵になった様子を見て、「スイミーみたいだね。」と話す生徒もいました。
透明なセロファンではなく、紗がかかったトレーシングペーパーを使ったことで、日の光がふんわりと模様を透けさせ、職員室前が優しい光に包まれています。特に朝は格別で、出勤の際も楽しい気持ちにさせてもらっています。
準備をする中で心を整え、晃華生の皆さんが良いクリスマスを迎えられますようお祈りしています。