2026年3月16日、晃華学園高等学校は141名の卒業生を送り出しました。
今年度の卒業生の皆さんは、中学1年生として晃華学園に入学したその年が、コロナ禍という大きな不安の中でのスタートでした。

先の見えない状況の中、日常が制限され、希望と不安が入り混じる毎日だったことと思います。晃華学園にとっても、皆さんとどのようにつながり、どのように学びの場をつくっていくかを模索し続けた数年間でした。

中学1年生の頃の音楽の授業
学年が進むにつれ制限も徐々に解かれてゆき、体育祭、文化祭の行事や部活動を通して、仲間と心がひとつになる瞬間を重ねてきました。思うようにいかないこともあったからこそ、その中で築かれた関係や経験は、学園生活をかけがえのないものへと育ててくれたのではないでしょうか。

晃華学園で学んできたカトリックの教えは、これから社会に出て生きていく皆さんにとって、隣人と共に歩むための大切な指針となるものです。

それは、困難な時にこそ自分自身を振り返り、人を思いやり、支え合い、希望を見失わずに生きていくための価値観であり、生涯にわたって心に留めてほしい学びです。

不安定で先の見えにくい時代の中にあっても、隣人愛と希望を胸に、晃華学園で学びを深めた卒業生の皆さん。
一人ひとりに、心からの敬意を表し、卒業をお祝い申し上げます。

晃華で培った力と出会いを糧に、皆さんがそれぞれの道を自分らしく、そして力強く歩んでいってくれることを、私たちは信じています。
最後に6年間学年主任であった教員からのメッセージを紹介します。
思い返せば、中学入学時コロナ禍で入学式も入学オリエンテーションもできず不安いっぱいの中始まった中学生活。
たくさんの制限のある中で私たち教員も不安と模索の日々でした。61期卒業生たちは素直で大変前向きな生徒が多く、私たち教員を奮い立たせてくれる、そんな学年でした。
卒業式の答辞で総代の生徒が述べてくれたように日常生活の中に小さな楽しみを見つけ、笑いあって過ごしていましたね。普通だと思っていたことが当たり前ではない、できることに感謝して仲間とともに全力で取り組む姿勢はとても美しく感動的でした。
6年後、頼もしく成長した卒業生をうれしく誇りに思いながら送り出すことができました。卒業おめでとう、善く生きる自分軸をもって豊かな人生を歩まれるよう応援しています。

中学1年生~高校3年生 学年主任