国際NGO組織「国際カリタス*」の一員であるCaritas Japan(カリタスジャパン**)では、回勅『ラウダート・シ』『兄弟の皆さん』などを通して、教皇フランシスコが示された「すべてはつながっている」という総合的エコロジーのもと、相互協力の新たな感覚(ケアの文化)と新しい連帯の形(ケアの共同体)を進めていくことを目的に、2021年12月から “TOGETHER WE(ともに私たちは)”キャンペーンを展開しておられます。
キャンペーンのスローガンは、 “ACT TODAY FOR A BETTER TOMORROW” で、これは「より良い明日のために 今日行動しよう」という意味です。
*国際カリタス:1950年教皇ピオ十二世に認可された社会活動、救援活動団体で、国連経済社会理事会総合諮問資格を有する国際NGO組織。加盟国は164カ国。
**カリタスジャパン:日本のカトリック教会として、国際カリタスその他の国際機関と密接な連携を保ちながら、四旬節「愛の献金」その他の救援金などの募金活動、国内外への援助活動、また国内で弱い立場に置かれた人々が人間らしい生き方を獲得するための啓発活動を行っている。教皇庁に本部を有する国際カリタスの一員でもある。(コチラ)
カリタスジャパンのHP(コチラ)では、「TOGETHER WE」の実践が紹介されていますが、今回(2023年2月3日付)、本校の教育実践を取り上げてくださいました。
「本校では、中学生の時からSDGsの取り組みに積極的な生徒もおり、地域清掃、チョーク再生、水の浄化、バイブルガーデン等、様々な活動を国際理解教育部(係)でサポートしています。宗教の授業では『ラウダート・シ』や教皇訪日メッセージから、キリスト教的価値観に基づいた活動のあり方を再認識してもらうように努めています。
また、ここ数年の宗教行事の中で、中学3年はカリタス南相馬からシスターをお招きし、震災復興の状況について講演していただいています。今年は、いわき出身の生徒が在籍しており、福島における風評被害対策としてコットンを育てている企業と外部の財団とのプロジェクトに参加し、文化祭でそのオーガニックコットンを使った製品を販売しました。
活動ありきではなく、「すべての命を守るため」「ケアの文化」という根底にあるものを意識して活動していければ、と考えています。(キャンペーン賛同書より抜粋)」(Caritas Japan HPより)
晃華学園では、SDGsに関わる生徒主体の活動がとても活発に行われています。「どうして晃華学園では、そんなに生徒たち主体の活動が次々と行われるのですか?」と、よくご質問を受けます。PPTにある生徒たちの気づきやコメントに、その答えの大きな1つがあるのではないでしょうか。