2022年度

高校2年生 静修会

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投稿日2022/11/10

11月1日、高校2年生は、四谷のイグナチオ教会にて静修会と慰霊祭ミサを行いました。
静修会のテーマは、今回の講話とミサを担当してくださるイグナチオ教会助任司祭の柴田潔神父様からのご提案で、「生まれる命 産む命 助ける命」として、NICU(新生児集中治療室)で超未熟児の出産、治療にかかわった両親や医師たちの姿を通して、命の尊さについて考える時間を作ろうということになりました。

神父様からの講話に先立ち、NICU(新生児集中治療室)を舞台としたドラマ「コウノドリ」第4回を全員で鑑賞しました。このドラマでは、超未熟児のため、無事に生きて生まれてくるか分からない、もし生まれたとしても重い障がいが残るかもしれない赤ちゃん、赤ちゃんを助けるために早期に帝王切開を行うと自分の命が危険にさらされる可能性があるお母さん、父親、医師たちの葛藤や決断がとてもリアルに描かれていました。

このドラマを観た後、休憩を挟んで大聖堂に場所を移して、柴田神父様から、実際のNICUでの出来事を綴った家族や関係者のたくさんの手記が紹介され、「家族にとって、限られた命を生きた赤ちゃんと共に過ごす時間の重さ」「亡くなった小さな命が残してくれること」「社会の中で病気や障がいと共に生きる生きづらさ、または共に生きる社会づくりに大切なこと」などについて、生徒たちは考えや感想をまとめました。

最後に、この静修会のある生徒の振り返りをご紹介いたします。
「何で自分はダメなんだろう、生きている価値ある?と思うことがあったが、自分が生まれてきたことが奇跡だというのを実感してから、自分は自分でいいんだと思えた。「自分が存在していること」それ自体が尊い。自己肯定感が上がった。また他の人が生まれたのも尊いから、今以上に周りの人も大切にしたい。」

 

 

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