3月21日(月)から3月24日(木)まで、中学三年生は奈良京都学習旅行に行ってきました。本来は中学二年生で行くはずだった学習旅行でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって一年延期されたものです。ですが2021年度は感染対策に注力しながらも、ついに実施することができました。
一日目は奈良に向かい、東大寺の大仏の大きさに驚いたり、興福寺の阿修羅像の美しさに感嘆したり、また、宿のある若草山からの夜景に感動したりする姿がありました。
二日目は、午前に冷たい雨に降られてしまいましたが、何とか午後には晴れ、座禅体験のお堂から出て青空を仰ぐと、この先の旅程が無事に進むように感じられたものでした。
この座禅体験では非常に多くの生徒が警策をいただき、ご指導くださったお坊様は「ここ十年で一番警策を打った」と感心してくださいました。
メインとなる三日目の班別自由行動ではチェックポイントである昼食会場になかなかたどり着けない!といった報告が多少はあったものの、それでもなんとかみな昼食をとり、約束の時間に無事全員が帰着しました。
最後の四日目は京都の伝統工芸である組紐、漆器、象嵌細工や、京都ならではの和菓子作りを体験し、それらの作品はよいお土産となったようです。
中学三年生は何かと行動が早く、集合時間よりかなり早く集合することが身についていて、集団行動に苦労することが少ない学年でした。今回もそれが遺憾なく発揮され、全行程非常にスムーズに活動することが出来ました。
期せずして中学最後の行事となった学習旅行。このよい旅が、中学校生活のよい締めくくりとなりました。