2021年度

S.C.マナー講座 第2回~福祉委員会編~

この記事は1年以上前の記事のため、内容が古い可能性があります。
投稿日2021/11/18

生徒による「S.C.マナー講座第2回」は、福祉委員会委員長さんのお話でした。

福祉委員会は、「アデル献金に関わるほか、援助を求める人々の現状を発信する活動を通じ、クラスの福祉に対する関心を高める」活動を行っています。具体的には、生徒の皆さんの優しさや思いやりを「支援」という形を通して援助を求める人々へ届けるため、「アデル献金」「あしなが学生募金」「クリスマス募金」を行います。

アデル献金は福祉委員会が晃華学園で実施している募金活動で、「アデル」は学園の設立母体「汚れなきマリア修道会」の設立者のお名前をいただいています。晃華学園の教育理念の1つである「ノーブレス オブリージュ」の精神に基づき、各クラスの福祉委員が毎月ホームルーム教室で同級生から寄付を募り、集まった全額を支援先に寄付しています。あしなが学生募金やクリスマス募金など一定期間行う募金活動とは異なり、アデル献金は通年をかけて実施されています。

今年度は、「国境なき医師団」への支援を通じて、世界各地で起こる紛争や災害、経済格差などによって引き起こされる様々な社会問題を生徒自身が自分ごととして捉え、この社会に生きる1人の人間として主体的にアクションを起こすことを狙いとし、アデル献金の活動を実施しています。

さあ、それでは今日のお話を聞いてみましょう!

—————————————————————————————

おはようございます。福祉委員会委員長です。先日の「アデル献金」では昨年分と合わせて13万円のご寄付をいただきました。沢山のご協力本当にありがとうございます。本日は、福祉委員会で実施しているアデル献金の献金先である「国境なき医師団」について少しお話しさせていただきます。

国境なき医師団は、民間からの支援によって、シリアやアフガニスタンなどの紛争地や感染症が繰り返し流行する地域、自然災害の被災地、貧困により医療が不足している地域など、約70の国と地域で医療・人道援助活動を行なっている団体です。新型コロナウイルスが世界各地で猛威を振るっている現在、予防のために手洗いやうがいが重要と言われています。しかし、難民キャンプや紛争地に暮らす人々、移民やホームレスにとって、それは容易なことではありません。そのため、国境なき医師団では、このような弱い立場に置かれた人々が暮らす地域で、手洗い場の設置や感染者の特定、人々への衛生教育などを実施しています。また、5秒に一人、1日で約1万4000人、栄養失調や免疫力の低下、感染症などで消えてしまう子どもたちの命を救うための活動、故郷を追われた7950万人以上の難民、国内避難民への援助活動を行なっています。

このように多岐にわたる国境なき医師団の活動の精神は、晃華学園の教育理念であり、「自分の持っている力を人のために使う」という「ノーブレス オブリージュ」の精神に通底するものがあります。政府などが介入することのできない危険な場所に赴く国境なき医師団は、今も最前線で他の人のために活動しているのです。

今年度の文化祭では国境なき医師団への募金活動を生徒玄関前で行います。文化祭1日目は10時から10時半まで、2日目は10時から10時15分までです。私達は、現地に赴き助けを求めている人々を救うことはできませんが、学生である私たちの思いを伝える方法の1つとして募金活動があると思います。1人1人の協力が命の危機に直面している人々に届くよう願っています。

今回は福祉委員会としての募金活動のお話しをさせていただきましたが、悩んでいる友達に寄り添って話を聞いてあげるなど、私達の日常の中からでも福祉の活動は始まると思います。
最後まで聞いていただきありがとうございました。今日も皆さんにとって良い一日となりますように。
来週は体育委員会です。お楽しみに!

 

S.C.マナー講座については コチラ

あしなが育英会学生募金活動については コチラ

https://jhs.kokagakuen.ac.jp/2015/04/30/23638/

https://jhs.kokagakuen.ac.jp/2015/10/20/23664/

https://jhs.kokagakuen.ac.jp/2016/11/10/23710/

NGO団体JOICFPとのアフガニスタン支援活動については コチラ

page top