新緑が眩しい季節となりました。晃華学園では先日、福島県にある「ブリティッシュヒルズ」にて、中学2年生全員による2泊3日のイングリッシュ合宿を実施しました。
クラス替え直後の宿泊行事ということもあり、行きのバス車内には少しだけ緊張した空気が流れていました。「新しいクラスメイトと上手くやっていけるかな?」「英語だけの生活、大丈夫かな?」そんな不安も混じっていたのかもしれません。
そんな一行が、ブリティッシュヒルズの敷地内へ一歩足を踏み入れると、風景は一変。

アームストロング砲

生徒も宿泊したゲストハウス
目の前に現れた大きなアームストロング砲や、12〜18世紀の英国民家を忠実に再現したゲストハウスに、生徒たちからは「本当にイギリスに来たみたい!」と大きな歓声が上がりました。
舞踏室をイメージした壮麗な「ボールルーム」でのオリエンテーション。生徒代表による立派な挨拶が終わると、ここからはすべてが英語の世界です。

生徒代表挨拶
ネイティブの先生方のダイナミックな英語に、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。また、チェックインも1人1人が呼ばれ、英語で行いました。
続いて行われた「マナーハウスツアー」では、英国貴族の荘園領主の館を探索。

マナーハウスの正面入り口
重厚な図書室や、キングズルーム、クイーンズルームを巡ります。人気ドラマのロケ地にもなった美しい空間に、生徒たちも興奮していた様子でした。

その後は、いよいよ全6回の英語レッスンが始まります。

まずは英国の生活習慣や施設内でのマナーを学ぶ「ガイダンス」から始まり、仲間と協力して課題をクリアしていくミッション形式の授業、自分の考えを英語で構成するディスカッションやプレゼンテーション、そして異文化への理解を深める授業など、英語を「道具」として使いながら幅広く学ぶプログラムに取り組みました。

授業内でマナーハウスを歩き回る
中1での学習を土台に、現地の先生方と積極的にコミュニケーションを図ろうとする生徒たちの姿は、講師の方々からも「アクティブで、レベルが高い生徒たちだ」と評価をいただきました。
「正しいかどうか」にとらわれすぎず、今の自分にできる言葉で一生懸命に伝えようとする姿が、多くの場面で見られました。
なお最後の授業はカリグラフィー(書道)でした。この授業についてのネイティブ教員のコメントを紹介します。

On the final day of our English camp at British Hills, students joined a special English calligraphy lesson. Using traditional-style writing, they practiced beautiful lettering and learned how handwritten words can express care and personality. Each student then created a handmade card for a family member or friend. It was wonderful to see them combining creativity, kindness, and English in such a meaningful way. A perfect way to end three unforgettable days of learning and connection!
授業以外の時間も、生徒たちは英国文化を満喫していました。 この時期は桜も咲き、日中は暖かかったものの、夕方からは高原らしい冷え込みが。

そんな時に大活躍したのが、各部屋に用意された「マント(ローブのようなもの)」です。

長いマントを身に纏って歩く姿は、まるで有名な魔法学校に入学した生徒たちのようでした。
また、食事の時間も大きな学びの場です。中世の修道院や大学の食堂を思わせる「リフェクトリー」での食事は、まさに海外留学のような雰囲気。

特にコース料理の夕食では、事前に「テーブルマナー」も学びました。

カトラリーを使う順番や、お店の方へのスマートな呼びかけ。いつもより少しだけ背筋を伸ばし、会話を楽しみながらも静かに料理を味わう姿に、一歩大人へと近づいた頼もしさを感じました。

出発前、私たち教職員には少しだけ心配事がありました。広大な敷地、毎回異なる教室。生徒たちは迷わずに移動できるだろうか、と。 しかし、それは全くの杞憂でした。

「困っている仲間には声をかけ、助ける。自分が知った情報を仲間に伝える。そして、学年皆で前に進んでいく。」
1年前のオリエンテーション合宿以来、私たちが大切に伝え続けてきたことです。地図を広げて教え合い、遅れている仲間に声をかける。そんな生徒たち同士が支え合う姿こそが、今回の合宿のいちばんの成功だったと感じています。

クロージングセレモニー冒頭あいさつ
クロージングセレモニーでは、ネイティブの先生方から一人ひとりに修了証が手渡されました。「あの授業で頑張っていたね」「その表現、素敵だったよ」と個別にかけてもらう言葉に、生徒たちの顔には確かな自信が浮かんでいました。

1人1人に渡される修了証
たった3日間。けれど、「英語で伝えられた!」という成功体験は、彼女たちの世界を大きく広げたはずです。 それを象徴するように、帰りのバスを降りる際、日本人の運転手さんに対して自然と「Thank you!」と声をかける生徒たちの姿がありました。
この合宿で見せた「自ら学び、共に歩む」姿勢を大切に、これからも新しいクラスでの生活を楽しんでいってほしいと願っています。