今年度の大学模擬授業では、東京都市大学の先生を2名お招きしました。
(詳しくはその1をご覧ください)
こちらの講義は主に理系の生徒を対象としたもので、デザイン・データ科学科 永盛祐介先生 「デザインを科学する」という講義を行っていただきました。
街で広告を見かけたとき、「いい広告だな」「何となく嫌だな」といった感覚をどのように科学的に把握していくのかというお話をいただきました。そのあと、おでこにセンサー(ヘッドセットのようなもの)をつけて、生徒が広告のどの部分に注目していたかを調べる実験が行われました。
2名の生徒が率先して手を挙げて壇上にあがり、ハンバーガーが写った写真と都内の鉄道路線図を10秒ほど見つめます。(特に意図は知らされていません)。解析のあと、生徒がどの順番にどこをどれくらいの長さで見ているのかが画面上に示されました。こういったデータともとに、より魅力的な広告やデザインについて考えていく「学問」があるということを生徒達は知りました。様々なスライドのデザインを見ることで、生徒達は自分たちが日頃作っているプレゼンスライドについてもっと魅力的に伝える方法があるということに気づいたようです。
色の使い方、文字の配置のバランスなど、今後のプレゼンにもぜひ活かしてもらいたいですね。