先日、中学1年生は、中3「課題研究」の中間発表の見学を行いました。普段、部活動や委員会でお世話になっている先輩方。この日は、いつもとは違い、緊張感の漂う雰囲気の中で発表会が始まりました。
発表テーマは、「女性差別」「障碍者雇用」「睡眠」「筋トレ」など全員が違うため、発表内容に飽きるということはありません。また中学1年生は単に見学するだけでなく、先輩の発表を評価します。初めて評価者となるという責任感もあり、一人一人の発表を真剣に聞き、評価を行いました。
晃華学園では、行事の後に「ふりかえり」として自分の考えを言葉にします。以下で生徒のふりかえりから一部抜粋して掲載します。
ーーーーーーーー
・私たちと2年しかかわらないのに、発表の内容や仕方、スライド作成などが私たちとはレベルが違った。
・堂々と発表していて素晴らしかった。自分の興味のある内容を課題研究にしている人が多く、自分もやってみたいと思いましたし、今からやる内容を考えておこうかなとも思った。
・自分の好きなことを伝えたいという熱意がすごく伝わってきました。
・スライドの大事なところや注目してほしいところを目立たせるなどの工夫をしていてとても見やすかった。皆が聞こえるように大きな声で、はきはきと原稿もほとんど見ずに発表していてすごいなと感じた。
・中1に対して一生懸命発表してくれたので、自分たちが中3になった時にやる際の参考になりました。皆調べるだけでなく、仮説・結論をしっかり深く考えられていたのですごいなと思いました。
・中学3年生の先輩一人一人の個性が見えてくると、発表を聞いて思いました。
・どの先輩もしっかりと練習してきたことが伝わってきた。スライドを見ているとイラストや図表などを多く使っていたり、仮説から結果までの流れがどれも自然なのが印象に残った。
・発表を通じて、改めて先輩方のすばらしさを再発見するとともに、自分たちが2年後にその場に立った時のイメージ作りにもなりました。
ーーーーーーーー
この他にも「ふりかえり」では、中学1年生が「今どのようなことに興味・関心を持っているか」についても書いてもらいました。一人一人の興味の幅はとても広く、教員としては生徒理解にもつながりましたが、それらの「興味・関心」がどのような研究テーマに落とし込まれていくのかも新たな楽しみとなりました。彼女たちの2年後の「課題研究」も今から楽しみです。
なお、こうした活動の積み重ねの成果として、学芸サイエンスコンクールでの入賞があります。
※晃華学園の探究活動はこちら。