いよいよ1学期の終業式の日となりました。今年度の1学期は4月のイグナチオ教会でのイースター行事ミサ、5月のピーターフランクルさんご講演の聖母月行事、6月のドリームホールでの合唱コンクール、7月のオペラパレスでの視聴覚行事「蝶々夫人」、と大きな行事を行うことができました。中学生にとっては初めてのことばかりだったかと思います。高校生はああーあんなことが中学の時あったなーという感じでしょうか。この晃華は皆さんの心身ともの成長のために学習面だけでなく、行事もいろいろ行っています。こうやって振り返ってみると、今年の1学期は盛沢山だったかな、と、私自身少しびっくりしていますが、皆さんにとって良い時間だったことを願っています。
明日から夏休みですね。皆さんはどんな夏休みを過ごすのでしょうか。夏休みに先立ち、先ずは一学期の学習面、生活面を振り返る時間を取ってほしいと思います。振り返りができれば、自ずと夏休みの過ごし方の計画も立てやすくなるでしょう。
そして、夏休みは、自然に触れる、読書をする、芸術作品に触れる、奉仕活動に取り組むなど、普段はあまり時間をかけられない活動に、じっくり取り組める良い機会でもあります。
私は、「博物館に行こう」という岩波ジュニア新書を読んで、博物館でも、美術館でも展示物を鑑賞するときの広がりを持った見方を学びました。展示を企画する人は、その展示物をよりよく見せるため、また、展示によって作品が受ける損傷を最小限にするために大勢のスタッフと話し合いを持ち、置く位置や順番、照明、いろいろなことを考えて会場を設定し、展示物を置きます。私の今までの鑑賞の仕方は展示物だけを見て歩くものでしたが、会場全体の中の位置づけや照明の強弱がどうなっているかなど、大きな視点から展示物を鑑賞すると、豊かな鑑賞ができるのだとわかりました。それで、この夏休み、どこかの博物館か美術館に行って、企画者の思いを汲み取りながら展示物を鑑賞したいと思っています。
最後に、この7月下旬から8月、コロナ感染拡大の可能性が非常に懸念されています。夜更かしが原因で、睡眠不足や、朝食を抜くなどによって、体力や免疫力が低下し、感染しやすくなります。夏休みは規則正しい生活を心がけ、健康に十分留意して、有意義な時間を過ごしてください。