小学校や中学校では、泥水を水と分離する実験や食塩水から食塩を取り出す実験を行ってきたと思います。一見すると泥水のように水に溶けていない成分がある味噌汁をろ過しても味噌汁の成分を取り出すことはできません。味噌汁のような透明ではない水溶液(コロイド溶液)をターゲットに実験を進めていきました。
最初に、3つの食塩水、石灰石、豆乳を顕微鏡で観察しました。
豆乳のコロイド溶液の顕微鏡撮影
次にレーザー光を照射しました。光が透過するか、散乱するかを確認し、コロイド溶液だとなぜ光が散乱しレーザー光の光が見えるのかを考察しました。
最後にコロイド溶液を作成し、コロイド粒子を沈殿させる実験をしました。コロイド粒子が沈殿するメカニズムをモデル化し考察しました。
各自が実験結果をもとに、各班でコロイド溶液のモデル化を行い、理解を深めていました。
これからも、見えないものをイメージする力を養ってほしいと思っています。