高校2年生は、1学期最後のLHRで「法律教室」を実施しました。
司法書士の先生を2名お招きし、ネット上での買い物でのトラブル、友達との物品の貸し借り
にまつわるトラブルなどについて、法律ではどのような解釈がなされるのかといったお話などを
うかがいました。また、近いうちに選挙権も得ることになるので、選挙運動に関する法律についても学びました。
さまざまな事例について「これって有罪?無罪?」と一つずつ考えていく形式でしたので、
「良かれと思って行ったことが実は違法行為に結び付いていた」とか、「感情的には無罪だけど法律的には有罪になる」といった発見がたくさんありました。
本校では家庭科や公民などの授業で、法律のことについて詳しく学んでいます。しかし、全てを理解し、実践できているわけではありません。今回のご講演では、現実に起こっているトラブルを例に、具体的に考えてみる良いきっかけとなりました。
以下は生徒の振り返りの一部です。
・自分が司法書士になったと仮定して判断するのが楽しかった。感情だけで判断すると有罪だと
考えてしまうようなトラブルでも法的に考えると無罪になってしまったりすることもあると知って、
法律の難しさを感じた。それと同時に、法律があるから守られることがあることも知って、
もどかしさも感じた。
・今まで司法書士の仕事内容を言葉では知っていたが、具体的には想像がついていなかった。しかし、
今回実際に司法書士の方から仕事についてのお話をきくことができ、将来に関する良い知識を
身につけることができたと思う。自分が想像していたよりも自分自身の優しさや責任感が求められる
仕事だと思った。