先日、校内でフードドライブを行いました。
フードドライブとは、家庭で余っている食材を学校や職場に持ち寄り、地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動です。
私は、中学生時、『食品ロスと子どもの貧困』という題で卒業論文を書きました。日本では年間621万トンものまだ食べられる食品が捨てられてしまっており、これは1日1人あたりお茶碗一杯分もの食品を捨ててしまっているのとほぼ同じ量になります。その一方で、貧困によりご飯を十分に食べられない子どもは、およそ6人に1人と言われています。私は卒業論文を通じて、これらの問題をより多くの人に知ってもらい、多くの人に問題意識を持って欲しいと強く思うようになりました。
そこで、まずは校内の生徒に食品ロスと、貧困という問題をより身近なものに感じてもらえるよう、フードドライブを行うことにしました。友人のIさん、学校の先生方、そして「フードバンク調布」様のご協力により、2日間で160点を超える食品を集めることができました。
この活動に当たり、私とIさんだけでなく、同学年の友人や、中学生など、10名以上の生徒が自主的にボランティアとして参加してくれました。初めは食品がしっかり集まるのか、とても不安でしたが、当日は本当に多くの生徒が乾物やお菓子などを持ってきてくれました。当初は1日のみの予定でしたが、1日目の様子を見た生徒から、「今日は持ってこなかったが私も協力したい。」という意見を多く聞いたため、急きょ2日目も活動することになりました。
たった2日間の活動でしたが、友人たちの善意に感動するとともに、たくさんの生徒がこの問題に関心を寄せてくれていることを実感し、私のような高校生のちょっとした取り組みでも、多くの人に影響を与えることができるということを学びました。このような活動の輪をこれからも少しずつ広げていきたいと思っています。
(高校1年生 SDGirls)
【晃華学園の国際理解教育はこちら】
【なお、この生徒は第1回・第2回入試説明会でこのことに関してプレゼンを行っています。その時の様子はこちら】