私たち高校2年生は沖縄へ修学旅行にいってきました。
1日目は首里城へ行き琉球王国時代の文化などに触れることが出来ました。また、夜は”がちゆん”で、戦争になっていく過程などについてディスカッションをして、戦争の恐ろしさを改めて実感出来ました。
2日目は平和学習を主として各所を回りました。対馬丸記念館では私たちよりも小さい多くの子どもたちが犠牲になったことを知り、ひめゆりの塔では私たちと同い年くらいの輝かしい未来を持っていたであろう女学生達がその未来を意図も簡単に、戦争によって奪われてしまったという事実に衝撃を受けました。また、平和祈念資料館では太平洋戦争に至るまでの世界情勢などもパネルなどで展示してあり、1日目の夜に”がちゆん”でディスカッションしたことを思い出し、再度考えさせられました。最後に糸数壕という病院壕として使われ、多くの人々が命を落としたガマ(自然洞窟)へ行きました。中に入ると爆風などで被害を受けた当時の物などがそのまま置いてあるところもありました。当時の暗さを再現するため幾つかの場所で懐中電灯を消した際、思っていたよりも暗くて、当時の人たちはこの暗い中でどんなに孤独な思いをしていたのだろう、と考えると涙が込み上げてきました。当時、使われていたガマに入ることは暗くて怖いという気持ちもあったのですが、このような時にしか入ることはないと思うので、良い経験をさせて頂いたと思います。
事前学習などで学んだ命こそ宝であるという意味の”命どぅ宝”、この言葉を多くの場所で思い出さされる一日となりました。
3日目は民家体験で、半日ではありましたが、各々が沖縄の”おじい””おばあ”といい思い出が作れました。
最終日は美ら海水族館で沖縄ならではの珍しい生き物を見たり、各々が楽しく回ることが出来ました。
長い報告となってしまいましたが、3泊4日という短い時間ではありましたが琉球王国時代の文化から、戦後・現在に至るまでの沖縄に多く触れることが出来ました。この修学旅行で学び持ち帰ってきた知識などを忘れず、二度と悲劇を繰り返さないために私たちが出来ることを一つ一つやっていきたいと思います。
最後になりますが、このような学年単位での団体行動の機会はもうありません。しかし一人一人が素敵な思い出を作れたことと思います。