2026年度

【高大連携】順天堂大学×晃華学園 中1が体験した「ウェルビーイング」と「手話」の学び

投稿日2026/5/8

晃華学園中学校高等学校は、順天堂大学国際教養学部と高大連携協定を結んでいます。 先日、中学1年生全員を対象として、同大学による「健康と福祉について考える」をテーマとした特別授業が実施されました。大学の専門的な知見に触れ、生徒たちは、自らの価値観を揺さぶられたようです。

第1部:「健康とは」という答えのない問いに向き合う

第一部は、順天堂大学国際教養学部の鈴木美奈子先生による講義です。

「健康とは何か」という、身近でありながら奥深い問いに対し、生徒との対話を軸に授業が進められました。

WHO(世界保健機関)による健康の定義や、ヘルスプロモーションの考え方など、多角的な視点から「健康」を捉え直す時間となりました。生徒たちは、健康が単なる身体の状態を指すのではなく、社会的な背景や個人の価値観と密接に関わっていることを学びました。

生徒たちのふりかえりを紹介します。

・「健康観」とは、年齢や社会的な影響などの生活から生み出された表現形態であることを知りました。健康に対する人の意見はそれぞれだし、正解がないということを学び、違う意見の人たちもお互いを認め合い、意見を理解して考えを広げていくことが大切だと考えました。

・私がこの人を不健康だ、幸福じゃないと決めつけることはできないということを学べました。私は今まで、貧困の人たちは全く幸せじゃないと決めつけていましたが、画像でアフリカの子どもたちが空腹なのに笑顔で笑っていて、すごく考えさせられました。

第2部:手話を通じて「見えない壁」を想像する

第二部は、東京手話通訳等派遣センターの講師の方々をお招きし、手話の講義が行われました。

生徒たちは事前に「指文字」を習得して授業に臨みました。中には、小学校時代の経験を活かして自作の資料を持参する熱心な生徒の姿も見られました。

実際の講義では、手話の技術を学ぶだけでなく、聴覚障がいのある方が日々の生活で直面する困難や、手話以外にも存在する多様なコミュニケーションのあり方について理解を深めました。

生徒のふりかえりを紹介します。

・自分を中心として考えず、聞こえないという世界を色々想像し、どこが不便なのかを考え、その不便さに気付き助けてあげること。世の中の多くの人々が少しは手話を使えるようにしたり、知識をつけていれば、聴覚障がい者の人も安心して色々なところに行き、生活できると思うので、みんなで手話の知識をつけること。動画や広告などは、文字もつけておいて、目で見ても分かるようにすること。そして、表情を豊かにして声で伝えられない分まで顔で考えていることを伝えられるようにすること。少しでも困っているのなら行動するということを日々心にとめておくことが私たちにできることだ。

手話で拍手をする生徒たち

共生社会の担い手として

今回の特別授業は、生徒たちにとって「当たり前」を疑い、他者の立場に立って社会を想像する貴重な機会となりました。順天堂大学との連携を通じて得たこの知見を、これからの学校生活、そして社会への貢献へと繋げていってほしいと願っています。

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