待降節(アドヴェント)に入ると、クリスマスに向けての準備が始まります。
宗教委員がツリーや馬小屋を飾り付け、リースやアドヴェント・カレンダーを用意して、イエス・キリストの誕生を「待つ」期間が始まります。
今年のクリスマス・ミサでは、宗教委員による「光の行列」(キャンドル・サービス)が厳かな雰囲気の中で暗闇に光を灯し、放送研究同好会の生徒によるクリスマス物語が朗読されました。
戦後80年の節目の年に当たり、「アンジェラスの鐘」(中井俊巳/著、おむらまりこ/絵『1945年のクリスマス ながさきアンジェラスのかね』(2017年、ドン・ボスコ社)は、被曝した人々のために尽くした永井隆博士と娘かやのの視点で描かれ、がれきの中から掘り起こされた浦上天主堂のアンジェラスの鐘が印象深く語られました。

「カーン、カーン、カーン」クリスマスの喜びを告げる鐘の音が胸を打ちます。
ミサを司式してくださった大西崇生神父様(イエズス会・上智大学)は、入堂の際に、「幼きイエス」(Baby Jesus)を大切に捧げ持ち、馬小屋にそっと置かれました。

お説教では、イエスが小さな、弱い存在である幼子として、この世に誕生されたことを語られ、およそ2000年前のエルサレムの出来事が、21世紀の日本でも祝われている意味を伝えてくださいました。聖体拝領では、祝福を希望する高校3年生たちが多く並び、聖歌隊をはじめ、全校生徒で聖歌を歌い、クリスマスの恵みを味わう体験となりました。
生徒ひとり一人の心に、平和を祈る鐘の音が響き、希望を持って生きる糧となることを願っています。