2024年度

中学3年生 静修会

投稿日2024/11/26

中学3年生は、聖心会のシスター畠中千秋をお招きしました。

シスター畠中は東日本大震災の直後からカリタス南相馬の活動に尽力されています。今回は、震災直後の被災地の様子や、福島の復興の現状について、「いのち最優先」というテーマでお話をいただきました。

2009年生まれの生徒たちにとって、東日本大震災の記憶はほとんどありませんが、シスター畠中の温かくも力強い語り口に、真剣に耳を傾けていました。お話の終わりに、生徒から原子力発電所についての質問があがりましたが、それに答えるシスター畠中が目に涙を浮かべる場面もありました。被災された方々に寄り添い、シスターという肩書を越えて関係を築いた畠中千秋氏の強い思いを受け止めるため、生徒たちも前のめりに頷いていたのがとても印象的でした。

シスター畠中の活動の一環で、南相馬の方々と作成した草履のストラップをいただきました。会終了後に教室で配布すると、色とりどりのストラップを鞄に付けて帰る生徒も多く、彼女たちなりに受け止めた被災地への思いが表れているようでした。

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