中学2年生では、毎年「調布周辺調べ学習」をおこなっています。
4~5名のグループに分かれ、本校の地元調布市やその周辺について、「地域を知り、地域に生きる人々について考える」という目的で、グループ単位の探究活動を進めていきます。
本年度は、「深大寺」「国立天文台」「調布飛行場」の3コースを設定しました。
まず、本校の社会科教員による講義を聴き、調布キャンパスが建つ国分寺崖線や、深大寺、天文台や戦跡について、学校周辺の地形の特徴や歴史の概要について学びました。
次に、各グループがどのコースに行くかを決め、調べ学習を行いました。各班でテーマを決め、一人ひとり分担して、図書情報センターの文献やWebサイトなどで必要なことを調べていきました。
次に、グループ内で探究活動の仮説を立て、フィールドワークで調査したいことをまとめていきました。
ガイダンスを含め、事前学習に要したLHRは全3回。事前学習をしっかり行い、いよいよフィールドワークの日を迎えました。
バスで現地に移動し、ガイドの方々に案内していただきながら、事前にリストアップした項目を調査していきます。写真や文献ではわからないことが多数あり、実際に足を運んで自分の目で見ることの意味が理解できたようでした。
その後、各班でスライドを作成し、クラス内で発表会を行いました。各グループが調べてきたことを聴いて学び合い、自分たちが通う学校周辺に対する理解が深まったようでした。班別活動を通して、協調性や社会性を身につける機会にもなりました。学習報告として、文化祭「中2の部屋」にて探究成果を発表します。
この学習を通して学んだ 「テーマ設定→事前学習→実地調査→考察」という課題研究の仕方は、この先に予定されている奈良京都学習旅行や探究論文執筆の土台にもなりました。