高校2年理系生物選択の授業で、pGLOによる大腸菌の形質転換実験を実施しました。実施に当たり法令なども含めて予習し、希望者による準備も経て当日を迎えました。それまで理論でのみ学習してきた分子生物学を体験できました。良い緊張感で本番を迎え、無事に全ての班が光る大腸菌を見られました。
以下、生徒の感想の抜粋です。
「大腸菌の生育状態やUV照射をしてみて、全て一つ一つの結果に理由があるのを、比較して実感することができて、考察をするのがより実験を分析することに繋がり、楽しかった。」
「初めて形質転換をやってみて、目で実際に起こっていることの経過を見ることはできないけれど、頭の中で今はこうなっているんだと考えながら進めるのがとてもおもしろかったです。」
「長時間にわたる実験が初めてで、本格的だったので大学以降はこのような実験ができるのかと思うと楽しみになりました。」
「UV照射で見られた光の持続時間がどれくらいなのか気になったので、調べてみようと思います。私たち学生にできてしまった形質転換が犯罪などで使われることはないのか、少し不安です。」
「大学の研究室に入ったら、寒天とピペットとお友達にならないといけないんだと感じ、同時に自分が将来やりたいことの準備段階だから、真面目に実験を進めようという気持ちになった。」
「大学に入ったらこのような実験が増えていくかもしれないと思うと緊張するが、成功した時の喜びは大きいのでいろいろな実験をしてみたいと思った。」
「無事に実験が成功し、コロニーが緑色に光っているのを見たときには、とても安心した。今回は経験できなかったが、中・長期的な実験を行うにあたってきちんと計画を立て、実行できるようになりたいと感じた。」