中学3年生は、国際理解教育の一環として、ユニクロがUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)と連携して行っている「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」に毎年参加しています。
今年は、まず7月のLHRでユニクロの方をお招きし、出張授業をしていただきました。難民の置かれている状況、UNHCRの活動、服の持つ力、SDGsとの関わりなど、生徒にとって難民支援に関する多くのことを自分事として実感できる機会となりました。また古着プロジェクトと関連して、UNHCRの活動を支援する募金活動も行われました。
次に、ユニクロ委員の生徒の呼びかけのもと、古着を集める活動を行いました。9月の文化祭では回収箱を設置し、学年を超えて多くの方から古着を集めることができました。集めた古着はUNHCRを通じて難民支援の現場に届けられました。
また11月、国連UNHCR協会(UNHCRの活動を支える日本の公式支援窓口)から、7月の募金活動に対する感謝状が届き、生徒の喜びもひとしおでした。
最後に、出前授業を受けた後の生徒の振り返りをご紹介します。
・服は人とのつながりを生むということを初めて知りました。
・子どもたちのために技術を身に着けて、かわいい服を作ってあげたいと思いました。
・服に限らず、本当に必要かを考えて無駄なものを買わないようにしようと思いました。
・届いた服を着た人の笑顔がとても素敵だなと思いました。私たちは恵まれていることが「当たり前」だと思っているが、その「当たり前」を失っている人がいることを忘れてはならない、と実感しました。