高校1年生では、中学3年間で執筆した課題研究論文(卒業論文)をさらに深め、「探究論文」として仕上げていきます。夏休みと2学期のLHR(ロングホームルーム)では、探究論文の執筆に向けた活動を行いました。
夏休みには、自分の論文内容を1枚のポスターにまとめました。1枚のポスターにまとめるには、論理展開や、仮説の検証が正しくできているかを見つめ直す必要があるため、今後の論文の加筆修正に役立ちます。文化祭ではこのポスターを論文の原本とともに展示しました。
9月のLHRでは、生徒どうしでお互いの論文を読み合うピアレビューを行いました。図書情報センターの長机の上に全員分の論文をずらっと並べ、書き手が事前に記入した「アドバイス要望シート」を見ながら、読み手はどのように改善したらよいか、無記名でアドバイスをしていきました。どのような文章を書くにしても、初めて読む人にとって理解しやすいかどうかは大変重要なポイントです。同級生の率直なアドバイスが参考になったことと思います。
また、夏休み中に教員で論文の査読を行い、生徒に評価できるところ、改善点をフィードバックしています。11月末のLHRではこの教員査読のコメントやピアレビューのアドバイスを参照しながら、探究論文のブラッシュアップの具体的な内容を書き出し、今後どのように進めていくのか計画書の作成を行いました。
高2の春に論文を提出した後は、外部のコンテストに応募することを目指します。