2022年度

校長先生のお話しより(入試説明会)

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投稿日2023/1/21

本日は入試説明会にお越しくださりありがとうございます。敷地内の木々や花々も日の光に照らされた美しい姿で皆様をお迎えしております。皆様が有意義な時間を過ごされますよう教職員一同務めますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、本校は、全世界30数か国でマリア会(カトリックの男子修道会で、私が所属する汚れなきマリア会と兄弟会です)が直接、間接に教育活動に携わっている学校が共通に掲げている、五つの特質に基づいて教育をしております。その5つの教育理念を簡単にご紹介いたしますと、

1.カトリック精神に基づく教育:
カトリック教会が大切にしている価値観は、他者を思いやる態度、人の痛みに共感する心、など、とことん他者を大切にするという価値観です。これらは、カトリック教会というよりも、人間が生まれながらに持っている資質だと思いますが、学校共同体の中で引き出され、育まれ、培われなければならない重要なポイントです。

2.質の高い全人教育:
単に知識だけを伝えるのではなく、豊かな知性と感性、卓越した倫理感、優れた社会性、個性豊かな人間を育てることが目的です。

3.家庭の精神を基盤とする教育:
この家庭の精神は特にマリアニストスクールの特徴をなすものです。教育の原点は家庭にあります。心の交流、信頼感、思いやり、協力する姿勢などを通して子供が成長するように、学校においても家庭的雰囲気の中で生徒と交わり、寄り添っていきます。

4.奉仕・正義・平和を目指す教育:
これは、自分の利益だけではなく、他者のために奉仕できる人間を育てることです。社会の良き担い手として自分を磨き、将来に備える教育が必要と考えています。

5.変化に適応できる教育:
生徒たちを取り巻く社会環境、とりわけ技術革新には目まぐるしいものがあります。このような社会に適応し、生きていくためには、生徒たちの個を生かし、その生徒固有の資質、能力を引き出すことが教育の役割であると考えています。

 

以上、晃華学園では、教育目標や特徴を学校活動において実施し、一人ひとりが自分を肯定し、生き生きとした人生の歩みができるよう育てていきます。これら5つの理念を一言で表現するならば、ノーブレスオブリージュの精神で、これは、神様から与えられた能力、才能を他者のために遺憾なく発揮できる生徒を育てることを目指していることを意味します。生徒たちが個々にもっている他者のために役立ちたい、という思いが、先輩たちがやっている様々な活動によって刺激されて開花し、次は自分たちが中心となって他者のことを考え行動する人になっていきます。それはSDGsの活動であったり、クラブでの先輩としての後輩の指導であったり、生徒会であったり、個人のボランティア活動であったり、と、六か年の学校生活の中で磨きがかかっていきます。何かで卒業生たちの記事を読んだりしますと、他者のために、という思いで活動しているのを目にし、感動することがあります。

今日いらしてくださった小学生の皆さん、晃華には素敵な中学生や高校生がたくさんいますよ。良かったらどうぞいらしてくださいね。お待ちしています。

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