2022年度

校長先生のお話しより(3学期始業式)

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投稿日2023/1/20

明けましておめでとうございます。 短い冬休みが終わり、皆さんが又元気な姿で三学期を始めることができるのを大変うれしく思います。

冬休みはどのように過ごしたでしょうか。小さな目標を立てて、毎日少しずつ復習をしていくこと、は実行できたでしょうか。あ、忘れた、という人は、今日から実行しましょう。

さて、令和5年の初めにあたって、皆さんは、今年はこんな年にしたい、と何か抱負を抱いた人もいるでしょう、私は皆さんに、自分で決めた抱負以外に、今年は「凡事徹底」ということを生活の中に取り入れてほしいと思っています。凡は平凡の凡、事は、事実の事、徹底は手を抜かないということです。この言葉は、カー用品専門店である株式会社イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏が提唱し広めた言葉です。意味は、「日々当たり前のことを徹底的にやる」ということで、例えば、朝起きたらベッドを整える、玄関で靴を脱いだ時、きちんとそろえる、自分で出したものは自分で片づける等々、日常生活の中で当たり前のこと、ちょっとしたことをしっかり行う、ということです。鍵山氏は自分の会社のトイレ掃除や会社周周辺ごみ拾いなどを40年にわたって自ら徹底して行いました。

手を抜かないで毎日の積み重ねを継続していく「凡事徹底」は又、大きな成果を生み出す土台、人間的にも大きな成長をもたらす土台を作ることができる、という考え方に通じます。実際に鍵山さんは、お掃除だけでなく、凡事徹底の精神でお客様を大切にし、信頼を勝ち得ることによって、会社を大きくしていきました。

聖書にも、「小事に忠実な人は大事にも忠実である」、という凡事徹底の意味に通じる言葉があります。マザー・テレサはこの言葉を、大小の差は関係なく、小さなことにどれだけ大きな愛を込められるかが肝心だ、と解釈しています。凡事徹底に、愛がこもっていれば、もう完璧です。実行していきましょう。

三学期は、厳しい寒さの中での学習、部活動となります。特にこの1月、コロナに加えインフルエンザも流行するだろうと言われています。皆さんがしっかりと体調管理をし、今年 1 年を良い年にしていくことができますようにと祈って、始業式の挨拶を終わります。

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