マナー講座 体育委員会
おはようございます。体育委員会委員長です。
昨日は体育祭お疲れ様でした。私からはスポーツのマナーについてお話しさせていただきます。
皆さんはスポーツマンシップという言葉を聞いたことがありますか。「スポーツマンシップに則り、正々堂々戦うことを誓います。」というフレーズを1度は耳にしたことがあるかと思います。なんとなく聞いたことはありますが、しっかりと答えることが難しく、日本スポーツマンシップ協会のホームページを確認してみました。そこには、良い試合を実現する条件として、Respect:相手、仲間、ルール、審判などに対する尊重、Challenge :リスクを恐れず、責任を持って決断する勇気、Enjoy:勝利をめざし、自ら全力を尽くして愉しみぬく覚悟と記載されていました。
その中でも、私はRespectについて感動したエピソードを紹介したいと思います。東京オリンピック陸上男子800m準決勝で、男子選手が交錯し、転倒しました。転倒した2人は、勝負をあきらめることはせず、さらにお互い声を掛け合って肩を並べてゴールするという感動のシーンがありました。勝負ごとなので、もちろん勝ちにこだわることも大事ですが、相手を思いやることもまたスポーツマンシップとして大事なのではないかと思いました。
個人的ではありますが、プチエピソードも紹介します。私は硬式テニス部に所属しており、先日、団体戦がありました。試合には晃華学園が勝ちましたが、帰りのバスの中で負けた対戦相手から「お疲れ様でした」と挨拶をされました。なかなか負けた相手にそこまでできないと思います。とても嬉しい気持ちになりました。
2学期には高校、3学期には中学で球技大会を予定しています。皆さんも、今日お話ししたことを心の片隅に置いて、勝っても負けても皆さんにとって楽しい球技大会になればと思います。以上で話を終わります。
次回は図書委員会です。お楽しみに!
マナー講座 図書委員会
おはようございます。図書委員長の稲越です。
明日11月17日は、今年度の読書週間の最終日となっております。各クラスで図書委員がブックトークをしてくれていることと思いますが、皆さん聞いていただけたでしょうか。図書委員の皆さん、無事に終えることができましたか。
今年度、晃華学園では11月4日から11月17日にかけて実施した読書週間ですが、実は全国的に、公益社団法人読書推進運動協議会の規定によって、毎年同じ時期に開催されています。11月3日の文化の日を中心とした、10月27日から11月9日までの2週間が「読書週間」として設定されており、今年度の実施で76回目を数えました。
この読書週間というイベントでは、毎年一般公募によって集められたスローガンの中から、1つが選ばれて発表されています。今年のスローガンは、「この一冊に、ありがとう」でした。作品や著者、その他出版に関わった人々に対する、感謝の念が表されている文言であり、きっと、単純に「楽しませてもらいました」という娯楽・パフォーマンスとして面白かった本への感謝から、「人生が変わりました」という重要な意味を持った本への感謝まで、いろいろなものが含まれていると思います。ただ、今回私がお伝えしたいのは、「手に入れられる感謝」という側面です。
終戦後間もない1947年に開催されたこの第1回目の読書週間において、同じくスローガンとして掲げられたのは、「読書の力によって、平和な文化国家を築こう」というものでした。実は、この第1回の前にも、「読書週間」の先駆けとなるようなイベントである「図書週間」というものが、1924年から名称は変えつつも開催されていましたのですが、1939年に戦争の影響で一度中断されることとなります。しかし戦後すぐにまた平和を目的とした読書週間が開始されるのは、読書に対する情熱の力が平和を求める方向へと進んでいるということではないでしょうか。そしてその平和と、何より戦争による読書の中断を経験した先人たちの読書への情熱によって、私たちは今海外の本も日本の本も、多様な考えの本も読むことができています。是非読書週間の第一の目的に立ち返って、好きな本を自由読むことのできる喜びや感謝についても少し思いを馳せてみてほしいと思います。
ちなみに、私はここまでの話を、小原京子作『アウシュヴィッツの図書係』という本の影響を受けて書いていますので、時間があれば是非そちらも読んでみてください。
明日まで読書週間です。今年度は2年ぶりに、貸出数が一番多かったクラスにヨンダ君人形の派遣も行う予定です。是非図書情報センターでたくさん本を借りてください。
これで図書委員会の放送を終わります。次は保健委員会です。お楽しみに!