最近私は、「晃華」という漢字に関心が湧き、その謂われを中高の50年史と修道会の記録から調べてみました。といっても、どちらもほんの一行の記録しかありませんが、当時マリア会の視学官であられた久松浅右衛門氏が学校名を「晃華」(光り輝く花、マリア様の象徴)と命名してくださったということがわかりました。久松先生はご自分の博学の中から、いろいろ資料を調べて、兄弟会である「汚れなきマリア修道会」の姉妹たちが始める新しい学校に相応しいマリア様に因んだ校名をつけてくださったのだと思い至りました。非常に気品のある良い漢字の校名をつけて下さったと感謝の思いを抱いております。
中高は校名にちなみ、生徒たちももう一人の“光り輝く華”であると称しております。生徒たちが、自分の中にある光を輝かせていくことで、他の人にも、あなたの中にも光があるのよ、それを一緒に輝かせましょう、と働きかける存在になってくれれば、と願っております。他者のために、他者と共にある存在として。