2022年度

VR実証授業を実施、「マイナビ」にも掲載されました!

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投稿日2022/7/16

2022年3月22日、本校ライフガイダンスルームにて、「VR(バーチャル リアリティ)実証授業」を中学1・2年生の希望者を対象に実施しました。これは、学園のICTパートナーであるNTT東日本(東京武蔵野支店)様から、「VR映像とNTT提供のVR空間プラットホーム『DOORTM』 を活用した授業」を企画・実施してみませんか?」というご提案をいただいたのがきっかけです。

このまたとない機会に本校では、以下の4点を満たす「伊豆半島ジオパーク」を軸とした授業企画を提案しました。

① 「ユネスコスクール」である晃華学園の特徴を生かせるテーマ
② 「実体験のような没入感をもてる仮想空間」という特徴が生かせるスケール感ある素材
③ 2022年度実施の高校新学習指導要領の新科目にふさわしく、まだ教材が充実していないもの
④ VR映像を撮影していただく際に、東京から離れすぎていない場所

VRに関心のある中1・中2が集まりました

同パークは「ユネスコ世界ジオパーク」の1つですが、ジオパークはユネスコの世界遺産ほどには、その魅力が知られていません。また、ジオパークの性質上、対象範囲は広大で仮に現地に行けたとしてもその全容に触れるのは難しく、VR空間を活用する意義は大きいと考えられます。さらに今春から高校で実施される新科目「地理総合」は必履修科目ですが、今まで一般的に高校では地理履修者が少なかったため、教材が充実しているとは言い難い状況です。今回撮影していただいたVR映像が他校でも活用されるようになれば、という願いも込めました。

DOORTMを操作しながら授業をすすめます

幸いNTT様にこの授業企画を採用していただけたので、本校では教員が授業をするのではなく、「生徒が先生役になって、友達を対象に授業を行う」という形で実施することにしました。VRを使った授業はまだ誰もやったことがなく、それ故に生徒にとり、とてもチャレンジングな試みとなりました。

先生役の中学2年生が相談しあった授業の構成は、以下のとおりです。

① 授業で取り上げる「伊豆半島ジオパーク」内のスポットを3つ決める
② 3か所について調べ、使い慣れているPPTをつかってスライドを作成する
③ PPTスライドを「DOORTM」内のルームに掲示し、プレゼンテーションをする
④ 3か所のVR映像を撮影していただき、「DOORTM」内で皆に同時に体験してもらう
⑤ 各自がアバターを使い、自由に「DOORTM」のルーム内を移動して体験できる時間を設ける

城ケ崎海岸をVR映像で体験してもらう
各自が「DOORTM」でつかうアバターを選ぶ

当日、先生役の一人の生徒は自宅からこの授業に参加してプレゼンテーションを行ったため、対面とリモートを併用して、学校にいる生徒とコミュニケーションを取り合って授業をすすめることができました。先生役の生徒も、授業に参加した生徒も、初めて触れる「DOORTM」やVR映像の魅力に時間が過ぎるのも忘れて熱中していました。

新しい体験が楽しい!

この「生徒が企画・実施したVR実証授業」は、多くのニュースで報道され、「NTT NEWS ROOM」(こちら)に動画で掲載された他、「マイナビ」(こちら)でも、当日の様子、生徒の感想、NTT東日本ご担当者様や本校教員へのインタビュー等を含め詳しく掲載され、注目を集める取り組みとなりました。是非リンク先からご覧ください。また、このVR実証授業の先生役をつとめた生徒たちは、7月19日の第2回学校見学会(生徒活動報告)でも発表いたします。どうぞご来校ください。

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