2022年度

晃華学園ののどかな授業風景【地学編】

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投稿日2022/6/3

昨日は、沖縄付近に梅雨前線が停滞していて、前線から離れた東京周辺は爽やかな初夏の陽気となりました。一方、上空には寒気が入ったため、風は強めで、各地で積乱雲や雷雲が発達しました。

理科選択教室(地学の授業を行っている、プラネタリウムがある教室)の前の廊下からは、東の空を眺めることができます。授業が始まるときにふと外の様子を見ると、遠くに積乱雲が並び、その手前に積雲(高さ数㎞程度にできるわた雲)がいくつも浮かんでいました。

絵画のような素敵な景色でしたので、授業を中断して生徒たちと一緒に雲の観察をしてみました。ちょうど気象分野の復習をする日でしたので、雲の名前や高度を確認していると、みるみるうちに雲が移動し、形が変化していきました。遠くでは積乱雲が発達していく様子もしっかりと観察することができました。

このままずっと眺めていたいと思ったところですが、授業も進めなくてはいけませんので、各自のiPadで写真を撮って、授業後の様子と比較してみたらどうかと提案したところ、ある生徒が写真ではなくタイムラプス動画を撮影しました(いつの間に!?)。

こちらの動画は、生徒が撮影した動画を編集したものです。

積乱雲のように背が高い雲は、気象衛星の雲画像や雨雲レーダーと照らし合わせると、どのあたりに発達している雲なのかを知ることができます。動画内の積乱雲は、晃華学園から東に60㎞ほど離れた千葉県佐倉市上空で発達した雲のようでした。こんなに遠くの雲でも見ることができるのですね。

約半年後には受験シーズンを迎える高校3年生の授業でしたが、たまにはこんな風に、ゆったりと空をながめてみるのも悪くないのではないでしょうか。

梅雨が来る前の、のどかなひとときでした。

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