S.C. (Student Council 生徒会に相当)によるマナー講座第8回は、規律委員会委員長さんのお話でした。
児童の皆さんが今通っている小学校や習い事にも、またそれぞれのご家庭にも「やくそくごと」があるように、晃華学園にも、皆が気持ちよく学校生活を送っていくためのきまりがあります。規律委員会は、生徒自身がきまりを守って、規律ある学校生活を送ることができるように働きかける委員会です。
「自らを律する(自律)」は、「自ら立つ(自立)」と同じように、中高時代の大きなテーマと言えるでしょう。けれども、「~する方がいいのはわかっている」けど、「ちょっとめんどくさいなー」とか、「まあ、これくらいならいいかっ!」と、自分に甘めになってしまったことはありませんか?規律委員会は、クラスや学校の雰囲気が良くなって気持ちよく過ごせるように、朝礼・終礼前にさまざまな声掛けをしたり、朝、学校の入口に立って登校する生徒に挨拶をしたり、ロッカーの鍵かけを確認したりと、礼儀と規律ある学校生活の大切さを身をもって伝えています。
さて、それでは今朝の規律委員会委員長さんのお話を聞いてみましょう!
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おはようございます。規律委員会委員長です。
みなさんは、現在、サッカーのワールドカップのアジア最終予選が行われているのを知っていますか? 日本も参加しており、様々な国と対戦しています。
ワールドカップというと、思い浮かぶものは様々だと思いますが、私にとって印象的なのは、たびたび話題になる「日本人サポーターによる試合後のゴミ拾い」です。試合の勝ち負けに関係なく、競技場内をきちんと清掃してから帰る日本人サポーターたちの行動は、世界中で賞賛されています。
またラグビーのワールドカップでは、チームが試合後に、ロッカールームやベンチを綺麗に片付け、現地の言葉で「ありがとう」と書いた紙を残していった、ということがありました。
このような行動は、世界中の人々から品位ある行動と評価されています。誰にでもできる簡単なことですが、国を超えて多くの人を勇気付け、笑顔にさせたとても素晴らしい行動だと思います。
私たちも、ちょっとした心遣いで誰かを笑顔にすることが十分にできます。朝「おはよう!」と声を掛けるだけで、相手はきっと嬉しい気持ちになります。教室の掃除は、次に使う人が気持ち良く使えること、思いやりに繋がります。
1人1人がほんの少し思いやりを持って行動すれば、学校や社会はもっと良い環境となり、人々の笑顔も増えるのではないかと思います。「人のために何かしたい」というと、とても難しいことのように思ってしまいますが、挨拶や掃除なら誰でもすぐにできます。挨拶をする勇気が出ない時、掃除をするのが面倒だと感じる時などあると思いますが、そんな時は、是非、「誰かの笑顔を思い浮かべて行動してみる」のも良いと思います。
以上で私の話は終わります。次回の放送は宗教委員会です。お楽しみに!
生徒玄関で友達の登校を出迎える