2020年度

より良い部活、同好会、課外、自主活動を目指して!「高1サミット」

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投稿日2021/1/30

1月23日、「高1サミット」を実施しました。「高1サミット」は部活動や自主活動の代表者が、各団体の目標や工夫、課題を高校1年生に向けて発表するイベントです。(自主活動とは、社会的な課題に関して、生徒たちが自主的に取り組んでいる活動です。SDGsに関するテーマを中心に、近年活動が盛んになっています)。

部活動によって状況は異なりますが、高校2年生は各活動での責任者となる学年です。そんな高校2年生を迎える前に、各団体が行っている工夫や抱えている課題を、団体の枠を超えて共有することが、より良い活動運営につながるはずだと考え、「高1サミット」を実施しました。

準備は11月から始まっていました。クラス委員8名と教員で「高1サミット」企画会議を実施し、当日の流れや発表方法を検討。
「全ての生徒が積極的に参加できるような工夫が必要」というクラス委員の意見を踏まえて、高校1年生全体に向けて事前アンケートを実施しました。
アンケートでは「チーム運営面・実行面で不安はありますか?」「他の団体に対して聞いてみたいことはありますか?」など、高校1年生が部活動や自主活動を進めるにあたって抱えている不安を聞き出しました。アンケート結果からは、高校1年生の多くが同学年や後輩とのコミュニケーションに課題を抱えていることが見えてきました。

発表団体は、合計8団体。部活動からは硬式テニス部バレーボール部・バスケットボール部・音楽部陸上部
自主活動からは受動喫煙問題に取り組む「sKY-high」、ペーパーレス化やマラウイとの交流活動に取り組む「車輪の会」、献血推進に取り組むグループ(各団体の活動について知りたい方はリンクをタップしてください)。
これらの団体は、12月から準備を始めて、年明けに原稿や発表用のスライドを提出。1月20日にはリハーサルを実施しました。

こうして1月23日、「高1サミット」当日を迎えました。まずは、クラス委員による開会宣言です。

部活動には歴代の先輩方が積みあげてきた伝統がありますが、自主活動にはそのようなものはありません。しかし、だからこそ、自主活動は部活動の伝統に学ぶべき点があり、部活動は自主活動の新しい動きに学ぶべき点があるのではないでしょうか。

司会進行もクラス委員が務め、各団体の活動内容や独自の工夫点、現状における課題について報告してくれました。アンケート結果も踏まえてか、多くの団体がコミュニケーションに関する工夫や課題について発表してくれていました。

非喫煙者・喫煙者双方の視点から
問題を捉えるべきと主張するsKY-high

 

活動を進める中でメンバー内での
情報の格差を無くすように心がける車輪の会

 

「部活を自分の居場所に」を掲げる音楽部

発表した団体は、今回「高1サミット」の準備をする中で新たな発見があったようです。同時に聞く側にも多くの学びがあり、有意義な時間を過ごせたように思います。「高1サミット」に参加した生徒の振り返り内容をいくつかご紹介します。

・発表準備をすることで、部活全体の目的を改めて考え、明確にすることができた。
・後輩たちにとって部活が「素晴らしい場所」となるように環境を整えたい。
・「情報の格差を無くす」という視点は、部活動でも重要だと感じた。大所帯である私たちの部も、情報の格差を無くすことで連携できると思う。
・同学年で同じ目的を持って役割を分担し、結束力を高めることが必要だと考えた。
・「双方の立場で考える」というsKY-highの主張を取り入れて、部活に取り組みたい。先輩である私たちが一方的に指示を出すのではなく、後輩たちが何に困っているのか、常に考えるべきだ。
・様々な年齢・性別・立場の人と話し合い、多角的な視点を持つべきだと改めて感じた。
・大人になっても一生の思い出となるような部活にしたい。

閉会宣言でクラス委員は次のように「高1サミット」を締めくくってくれました。

いくつかの団体の発表でもあったように、現在新型コロナウィルスの影響で活動が制限され、私たちは、未だかつてない困難に直面しています。そんな今だからこそ、この高1サミットは私たちにとって、より意味のある時間になったのではないでしょうか。最後になりましたが、この機会に限らず、部活動や自主活動の垣根を越えて、互いに相談できる環境を醸成し、同じ学年同士支え合いながら、困難に立ち向かって行きましょう。

「高1サミット」が各団体の活動を発展させること、そして各活動の発展が、未来の晃華生を含めた全ての生徒の学校生活の充実につながることを願います。

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