中学1年生は、三味線の授業を行いました。講師は、歌舞伎のパリ公演にも出演された三味線演奏家の今藤長龍郎先生です。
コロナ禍での授業ということで、三味線を使いまわさず、4人の生徒が楽器を実際に持って演奏にチャレンジするという形で行いました。今藤先生の教えておられる音楽大学でも、今年は「エア三味線」で授業が行われたそうで、楽器を持たない生徒は、ばちの持ち方や左手の使い方をエアで体験しました。
曲は「さくらさくら」ですが、3線の楽譜に口三味線の言葉が書いてある見慣れない楽譜、楽器に使われている皮が犬や猫ということなど発見がたくさんあったようです。「エアでも手が疲れたので弾いている人は難しそう」と、友達の演奏する姿からも学んでいました。最後に今藤先生がミニ演奏会で助手の方と「勧進帳」を弾いてくださり、その手さばきや張りつめた音に圧倒されたという感想が多くありました。ギターやバイオリンと比較して楽器の構造に興味持った人もいて、楽しい授業となったようです。