※1学期に行った、アフリカとの交流プログラムについてご報告します。
4月27日に晃華学園の生徒が送った質問を受けて、マタピラ小学校の小学6年生80名が手紙を書きました。
プロジェクトを説明する、マタピラの先生
この手紙には
①自己紹介
②晃華学園からの質問に対する答え、
③マタピラに住む子どもたちが感じる、SDGsに関する身近な課題と、ゴール達成に向けて実施できること
が書いてあります(※この記事では、①・②を読んだ時の晃華生の様子を紹介していきます)。
手紙を書くマタピラの小学生
5月18日、マタピラ小学校からの手紙が晃華学園に届きました。
さっそく手紙を読み始めた晃華学園の生徒たち。
アルファベットのクセが日本とは異なるため、晃華学園の中学生たちは悪戦苦闘!
それでも、海の向こうに住む、同年代の子どもたちとやりとりをしていることを確かに実感しながら、手紙を読み進め、返信を書いていきました。
生徒の反応や返信した手紙の内容を、補足しながら紹介します。
「シマ食べたい!」※晃華学園の中学生が、マタピラの食生活について質問していました。これに対して、シマ(nsima:トウモロコシ粉を使ったマラウイの主食)という答えが帰って来ました。
「年齢が違う!」※マタピラの小学生の手紙には年齢が書かれていますが、12歳もいれば15歳もいます。日本との環境の違いを考えた生徒もいたようです。
「そんなに離れてるんだ!」※晃華学園の中学生が、通学距離について質問していました。するとマタピラの小学生からは10kmという返答が。それを歩いて通うと考えると、確かに大変な距離です。
マタピラ小学校からの手紙には、晃華学園の中学生への質問もありました。いくつかの質問と、生徒の反応を紹介します。
「趣味は何ですか?」という質問に対して、自分の好きなアイドルグループやyoutuberを紹介する生徒もいました。
また、「テニス」と書いたある生徒は、マタピラの子どもでも分かるようにテニスについて一生懸命説明をしていました。単なるyes/noの質問でも、「相手の存在」を意識することで、その答え方は変わっていくようです。
生徒が手紙に書いたラケット
「仕事の種類は何個ありますか?」という質問に対して、中学1年生で行った「職業学習」の資料を参考に、「約30000」という数字を答える生徒もいました。
また、「民族紛争はありますか?」という質問を受けて、マラウイの小学生は民族紛争が身近であることを実感しつつ、“I have never seen tribe war. But I study about war 70 years ago”と答える生徒もいました。
この他にも、日本の伝統的な踊りや食事に関する質問がありました。
以上のように、質問と自己紹介を行うことを通して、マラウイの文化や社会・生活を知ることができたようです。同時に、マラウイと比較し、説明することを通して、日本の文化や社会・生活を再確認することが出来たようです。
次の記事では、マタピラの子どもたちが書いたSDGsに関する課題についての、生徒の反応を紹介します。
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