2018年度

2018年度3学期始業式・校長先生のお話

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投稿日2019/1/10

1月8日(火)、3学期始業式が行われました。

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聖歌

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Sr.西山校長のお話

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昨年末、鳥取に帰省する汽車の中できれいな雪景色を見ました。太平洋側の姫路から智頭急行というローカル線に乗って、日本海側の鳥取に向かうその途中で見たのですが、豪雪地帯で知られる山間部の町を通った時、木々の梢に積もった雪の上に日の光が差し、キラキラと輝いていました。
その雪景色を見ていて、雪は白なのに、どうして、枝によってその白さが少しずつ違うのだろうか、と考えていた時、40代の頃参加した研修会での体験を思い出しました。

兵庫県の売布と言うところにある、低い山裾にある祈りの家での一ヶ月の修道研修のプログラムの中に、“ゲームの指導”という楽しいプログラムがありました。時期は秋です。広い庭にはたくさんの木があり、落ち葉もありました。
ゲームの指導者の一人が、各グループに一枚ずつ葉っぱを持ってきて、「その葉っぱの色に出来るだけ近い色の葉っぱを探して来て下さい。形はどんなものでも構いません」と言いました。それで、参加者は自分のグループの葉っぱの色を目に焼き付け、庭に散らばって探しに行きました。制限時間に戻ってきて、自分が探してきた葉っぱを、指導者が置いた葉っぱの近くに置きました。
緑の葉っぱのグループには、いろいろな緑が集まりました。ですが、同じ緑は一つもありません。少しずつ違うのです。黄色い葉っぱのグループもありましたが、同じ黄色はありませんでした。

さて、このゲームの目的は何だったと思いますか。(宗教の授業だったら一人ひとりに聞くところですが。)
それは、創造の御業に与る存在は、どんなに近い色であっても、同じ色は一つもない、どこか違う、つまり、個性があるということを学ぶゲームでした。

そんなことを思い出しながら、晃華学園の生徒もこれらの葉っぱと同じだな、と考えが広がっていきました。
皆さんは晃華学園の教育理念、教育方針の中で6年間を過ごします。この教育理念、教育方針は、いわば、ゲームの指導者が持ってきた葉っぱの色です。そして、ゲームの参加者が探し出してきた葉っぱは皆さん一人ひとりです。同じ教育方針の中で育っていきますから、晃華色になります。でも、同じ色は一つもありません。どこか違います。
つまり、皆さん一人ひとりは晃華色に染まっていても、その中で、自分なりの晃華色、個性を持って育っていくのです。その違い、個性が、皆さんたちの中に豊かさをもたらし、ひいては晃華学園を一層素晴しい学校にしているのだと、智頭急行の車中で思い巡らせました。
因みに、“ゲームの指導”のプログラムでは、少なくとも5種類以上のゲームを楽しみました。もちろん修道研修の中のプログラムですから、自然の中での祈りの体験も含まれていましたよ。

さて、2019年が明けて、三学期は各学年最後の学期です。勉強、その他の活動において、悔いのないように過ごしましょう。

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校歌

 

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表彰

愛晃会文化賞の発表・表彰が行われました。
愛晃会文化賞は、晃華学園の父母会組織である愛晃会が、晃華学園の生徒(中学生・高校生)を対象として毎年開催している作文コンクールです。 (詳細・過去の受賞作品はこちら

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校長先生のお話にもあるように、三学期は各学年最後の学期です。高校3年生は最後まで頑張り、実力を発揮できるよう祈っています。
後輩の皆さんも、各学年の最後に相応しい振る舞いを行い、晃華を彩る素敵な葉となりましょう。

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