調布調べ学習の事前学習として、調布市の地形や歴史に関する簡単な講義が行われました。調布市にある原始時代の遺跡の話から、大正時代に別荘地となり、戦時中には調布飛行場ができたことなど、生徒達は、自分たちの通う学校周辺に様々な歴史があったことに驚いたようです。
その後、生徒たちは①深大寺、②調布飛行場、③国立天文台(三鷹市)から一つフィールドを選んで班を作ります。そして、文献資料やパンフレットを読み込み基礎知識を増やしていきます。
廊下を図書館代わりに、本を読みこむ生徒たち
このとき、ただ知識を増やすだけでなく、各班が自分たちで問と仮説を立てて、さらに調査での検証方法も検討します。生徒が立てた問をご紹介します。
深大寺のグループ:「深大寺はいつ、どこで、だれが、どのようにして、なんのためにつくられたのか。」
調布飛行場のグループ:「なぜ、この場所に調布飛行場が作られたのか。」
国立天文台のグループ:「なぜ、またどうやって太陽黒点をスケッチしたのか。」
このように、自分たちで問を立てた上で、実際に調査に向かいます。その際、班長がタブレットを持って行き、写真をとりながら調査を行いました。生徒が撮った写真と共に、様子をご紹介します。
深大寺のグループは、深大寺の由来や歴史について説明を受けたました。生徒は、身近にある深大寺が縁結びの寺であったことに驚き、身近なものでも知らない歴史があることに気が付いたようです。事前学習でだるま市に興味を持った生徒は、だるまについて熱心に質問していました。
調布飛行場のグループは、掩体壕(えんたいごう)を見学しました。掩体壕とは人員や物資を守るための施設です。調布の掩体壕は戦闘機(飛燕)を守り・隠すために作られました。実際に、掩体壕に入った生徒たちは、掩体壕の材料について、興味を持ち、質問をしていました。
国立天文台のグループは、第一赤道儀室や天文台歴史館などを見学しました。第一赤道儀室は1921年に完成した、国立天文台の中でも最も古い観測用の建築物です。黒点について問を立てたグループは、熱心に黒点について質問をしていました。
問の答えは見つかったのでしょうか?
さらなる疑問がわいたのでしょうか?
次回は、発表のための準備とプレゼンの様子を紹介します。
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