先日、カトリック麹町聖イグナチオ教会にてイースターミサが行われました。
晃華学園のイースターミサは、宗教委員の協力の下、全校生徒が参加する宗教行事で、毎年行われています。
今年は、宗教委員長(高校2年生)が「穏やかな信仰の気持ちでミサに臨んでほしい」という気持ちとともに、イースターミサへの寄稿文を書いてくれました。
ミサにあずかる聖イグナチオ教会は、天井からたくさんの光が降り注ぐ、明るい空間で、
聖イグナチオ教会に入ることを楽しみにしている生徒も多くいます。
事前に行われた宗教朝礼では、聖イグナチオ教会の12本の柱が12使徒を表していることなど、
聖イグナチオ教会の建物についての説明が行われました(宗教朝礼の内容はこちら)。
当日、教会内にあるトマスを表す柱を、一生懸命探す中学1年生の姿がとても印象的でした。
ミサが始まると、多くの聖歌が歌われます。
聖歌隊による合唱、
高校2、3年生による合唱、
全校生徒による合唱など
様々な歌声が、楕円形の教会に響き渡っていました。
歌われる聖歌の中には、合唱コンクールの課題曲となるラテン語のミサ曲もあります。
カトリック麹町教会(協力司祭) 司式ハビエル・ガラルダ神父からは、
「真実と親切」に関して、次のようなお話がありました。ガラルダ神父、ありがとうございました。
「余計なことを付け加えることなく、真実だけを伝えるということが、本当の親切です。
今目の前で起きていること以外に、『あの時も…』『この時も…』と付け加えてしまっては、
お互いにとって良くありません。」
このようなイースターミサを、初めて経験した中学1年生の感想をご紹介します。
「イグナチオ教会には初めて行ったので、入るときはとてもワクワクしました。
中もとてもきれいで、たくさんの人が入るくらい大きい教会なんだと思いました。
聖歌隊のみなさんの歌声がとてもきれいでした。
私は歌を歌うのが好きなので、聖歌を歌うのがとても楽しかったです。」
「ステンドグラスがすごくきれいでした。
学校の聖堂には入学感謝ミサなどで行ったことがありますし、家の近くにも教会がありますが、
全校生徒と先生あわせて1000人くらいが入れるほど大きくはありません。
はじめてあんなに大きな教会に行って、やはりすごいなと思いました。
教会の天井がどれもきまって高いのは何故だろうと思ったので、調べてみたら、
中世のころから空に向かってだんだんと高くなっていったのだそうです。
天に祈りが届くようにそうなっているのだと思いました。」
「神父様がお話してくださった内容の通り、
相手に伝えなければいけないことは、くどくどせず、
まっすぐ相手に伝えるということを忘れないようにしようと思いました。
くどくど相手に言うと、相手がイライラするだけで、結果的に誰も良い思いをしません。
しかも、それこそ本当に相手を傷つけるために言っているように思えます。
だから、なるべく言いたいことは単刀直入に言えるように努力していきたいです。
そして、強い信頼関係を大切にしていきたいと思います。」
新任の先生はイースターミサを次のように振り返ります。
「当日は天候に恵まれ、聖イグナチオ教会が青空にとても美しく映えていました。
広く大きな教会で行われるためか、普段とは異なる雰囲気に、生徒達は緊張しているようでした。
私自身も初のイースターミサで緊張しましたが、高校生が奏でる入祭の歌に心を奪われ、緊張も和らぎました。
慌ただしい新学期の合間に、良い祈りの時間を持つことができ、また5月からも頑張ることができそうです。」
ミサを通して、生徒達は自分をみつめ、内面を磨きます。晃華生にとって、とりわけ中学1年生にとって、イースターミサは特別な行事になったことでしょう。
イースターミサの様子を動画にまとめました。ご覧ください。