先日、英語科主催の中学生校内スピーチコンテストが、本校のマリアンホールで行われました。
この行事は、晃華学園が開校した翌年の1964年以来54年間毎年実施されている、生徒達がとても大切にしている行事の1つです。
スピーチコンテストは、中学1年生の暗唱部門と中学2・3年生のスピーチ部門にわかれて実施されます。中学1年生の暗唱部門では、きちんと暗記ができていることはもちろん、発音や聞き取りやすさなどが高いレベルで審査されます。中学2・3年生のスピーチ部門ではそれに加えて、自らテーマを立ててスピーチをしなくてはなりません。そのため、その内容の深さが審査に大きく影響します。
暗記した内容をただ音読するのではなく、きちんと内容を聴衆の心に届けることが重要です。その実現に向け、細かなアクセントや抑揚、身振り手振りなどの所作に至るまで、出場者は1ヶ月かけて英語科の教員と1対1で特訓します。そのおかげか、出場者のスピーチに観客の生徒は大感激。素敵な場を、中学生全体で共有します。(写真は中学1年生の生徒ですが、どちらの生徒もとても表現力に優れておりました。)
恵まれた環境で学んでいることに感謝し、自分の力を他者のために役立てるノーブレス・オブリージュの理念の下、言葉の違いを壁ではなく価値のあるものと捉えられるようになってほしい。スピーチコンテストには、これから社会ではばたいていくであろう生徒への、学園のそんな想いが込められているのです。
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