職業に関する学習のまとめとして、冬休みにレポート課題が出されました。このレポートは、職業に関する学習のまとめにあたるレポートです。このレポートの考察の部分では、親や親戚など身近な人への職業インタビュー(夏休みの宿題)から職業体験(2学期実施)までの間で考えたことをまとめます。以下は、そのプリントです。
この考察の中で、生徒たちは、親や親戚などの職業と、清掃・警備の職業の共通点を見出したようです。ある生徒は、インタビューした職業が、目に見えないところで下準備をし、そうして誰かの役に立っていることを述べた上で、次のようにまとめます。
「清掃のお仕事も他の仕事と同じく、すごく大変な仕事です。そして、私達生徒が気持良く、毎日学校生活を過ごしていくためには欠かせない重要な役割を担っているお仕事です。」
また、医者についてインタビューをし、“命”に注目したある生徒は、次のようにまとめます。
「今回体験させていただいた警備の仕事、バスの運転手の仕事は、警備は、通行者を守り、バスの運転手さんは、お客さんを目的まで安全な環境で連れていかなければならない。この3つの職業(医者、警備、バスの運転手)は『他人の命を背負う』という、共通点があるということがわかりました。」
1月にはこのレポートについて、プレゼン大会が行われました。全員がレポートの要点をiPadのプレゼンテーションアプリに入力。そのうち、8名がプレゼンを行いました。
作成したスライド、話し方、プレゼンの内容どれもすばらしく、学年団一同感動してしまいました。
職業体験の事前学習で、生徒たちは、思いつく限り職業の数を数えました。その中に、清掃・警備は入っていたでしょうか。身近にも関わらず、気づかなかった生徒も多かったのではと思います。職業体験をした生徒たちは、清掃・警備と親の職業の共通点を見出しました。このことが、「身近なところにも職業はある」という、職業を知る“アンテナ増やし”につながること、さらには職業観・人生観を広げることにつながることを願います。
このように、中学1年生で価値観を広げた生徒たちが、晃華学園での生活を通して、人生において大切にしたい価値観を育んでいきます。これが晃華学園のライフガイダンスです。
(終)
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