2021年度

第5回AJEMUNで「実行委員特別賞」を受賞しました!

この記事は1年以上前の記事のため、内容が古い可能性があります。
投稿日2021/10/11

本校の高校生ペアが、2021年8月7日~8日にオンラインで開催された「第5回AJEMUN(全国高校教育模擬国連大会)」において「実行委員特別賞」を受賞しました!

一国の大使として、国際問題を多角的な視点で議論していく「模擬国連」。各国の立場から問題を調べ分析し、政策を立案する力や、交渉を通じて異なる価値観の他者と合意形成する力を養います。晃華学園は、優れた教育プログラムとして世界的に認められている「模擬国連」を推奨しており、中学3年生全員が公民の授業内で体験している他、校外で開催される大会にも積極的に参加しています。

今回の受賞ペア(高校2年生)は、中学1年生の冬から模擬国連にチャレンジし始め、5年目の今夏、「児童労働」を議題とした上記大会の「経験者議場C(45ペア参加)」に「ガーナ大使」として参加しました。また、9/20に行われた第57回晃華祭(文化祭)では、今までの模擬国連とのかかわりをまとめたプレゼンテーションを行いました。

 

生徒からのメッセージです。

「私が初めて模擬国連に参加したのは中学一年生の1月でした。その時は全く話に入って行けず、自国がスポンサーになっている決議案の説明すらもできなかったことが強く記憶に残っています。しかし、今年の8月に行われた「全国高校生教育模擬国連」においてリーダー国のうちの1国として会議を進行し、「実行委員特別賞」を頂くことができました。

模擬国連に参加する上で大切なことはたくさんありますが、私が最も大切だと思うことが会議前と会議中の2つあります。

会議前は、当たり前なことですが、自国の政策と他国の政策(事前にホームページで公開される)の相違点をまとめてDR(決議案)の下書きをしておくことが重要であると思います。私は、DRの下書きをする時に主語を省いたり、文言を具体的にしすぎないことに気をつけていました。これらは国によって賛成できないところもあることや、内容を具体的にしすぎると議論の余地がなくなり、模擬国連の本質と合わなくなってしまうためです。大使によっては具体的で完璧な文言を作成してくることもありますが、私は敢えてそのようにしていました。

また、会議中に大切なことはなんといっても、諦めずに発言し続けることです。特にオンライン会議では一度に話せる人数が限られているので少し発言しないだけでどんどんと話が進んでしまったり、自国の利益に反しているにも関わらず諦めていると、大使としての役目を果たせません。私も初めての会議で話している内容が高等すぎてついていけない、と半ば諦めてほとんど発言できませんでしたが、それ以来会議中は返事だけでもすることを心がけていました。そして発言も出来なかったところから、ついに会議を進行していく立場にまでなりました。リーダー国になったのは今回が初めてだったので、多くの大使さんと協力しながらもDRをまとめることができ、本当に嬉しく思います。

少しでも模擬国連に興味のある方は定期的に開催されているので参加してみてください!みなさんにも私の感じたこの楽しさを是非味わっていただきたいです。いつか議場でお会いできることを楽しみにしています!」

「初めて模擬国連に参加したとき、衝撃を受けました。議場では、難しい国際機関の名前があちこちで聞こえたり、当たり前のように英語が飛び交っていたのです。少し前まで小学生だった私にとって、その雰囲気は異様で新鮮でした。必死に話についていきたくて、会議2日間、頭をフル回転させた結果、家に帰った時はヘトヘトで次の日の学校でもぐったりしていたのを覚えています。

参加していた人は皆、私と少ししか歳が離れていないはずなのに、今の私とかけ離れている。私は2、3年後にあの人たちのような存在になれるのだろうか?あそこまで成長できているのだろうか?そう疑問に思うと同時に、あの人たちと対等に話せるようになったらとても楽しいだろうと思いました。でも、今のままでは追いつけない。これが、初めて模擬国連に参加して最も強く感じたことでした。

まずは英語を使えるようにしなくてはならないと思ったので、積極的に英語を勉強しました。一般的な模擬国連では、スピーチ、議事進行、DR(複数国で協力して作成する決議案)に英語を使用します。すべて日本語で行われる大会でも、担当国の政策等を調べる際に日本語の資料が不足している場合が多いので、英語の資料を読み込む必要があります。そのため英語がある程度使えるようになってからは、よりスムーズに、より質の高い準備ができるようになったと思います。

また議題に関する予備知識があると、ユニークな政策を立案することができたり、交渉で相手に隙をつかれることが少なくなります。予備知識を増やすために、様々な環境問題、社会問題に意識を向けるようにしました。他の自主活動を通して得た知識を模擬国連で活かせることもありました。

今回、『全国高校教育模擬国連大会(AJEMUN)』で初めて賞をいただけてとても嬉しかったです。また先日、もう一つの全国大会である『全日本高校模擬国連大会』への出場が決まりました。その場でも楽しんで、積極的に会議に参加したいと思います。」

2016年~2018年まで3年連続出場している「全日本高校模擬国連大会」。今年は「核軍縮・核不拡散」を議題として2021年11月13日~14日に開催予定です。応援よろしくお願いします!

page top