11月20日、晃華学園中学校高等学校の研究授業が行われました。
この研究授業は、晃華学園の授業のあり方を研究するため、校内向けに実施されているものです。
今年度は、体育科・社会科・美術科・数学科の4教科が研究授業を行いました。それぞれの教科で研究課題を設定し、協議を行います。
【数学科】
数学科では、空間図形を題材に中学1年生で研究授業を行いました。
空間図形の問題は、世の多くの中学生が苦手意識を抱いています。そんな空間図形の問題に興味を持たせるため、課題解決型の授業をデザインしました。
iPadやプロジェクターなど、ICT機器の活用も積極的に行われています。
また、今回の研究授業のために、ルーブリックを作成。ルーブリックを用いた評価の有用性と注意点について研究しました。
(数学の研究授業の詳細はこちら)
【体育科】
体育科では、バスケットボールを題材に中学3年生で研究授業を行いました。
ただミニゲームを行って終わらせるのではなく、簡単な技術を1つ身に付けた後、それをミニゲームで活用して、攻防に戦略をもたせる授業設計です。
運動能力や体力に個人差がある中で、いかにチームとして技術を活用していくか。体育の授業は、課題解決能力の育成に欠かせません。
体育科においても、ルーブリックを作成しました。教員用のルーブリックだけではなく、生徒の自己評価・他者評価用のルーブリックも作成し、生徒の主体的な活動を大いに促進させました。
【社会科】
社会科では、都道府県カフェを題材に中学3年生で研究授業を行いました。
中学での社会科・国際教育の集大成として行われる授業内模擬国連の簡略版として「都道府県カフェ」を実施。新学習指導要領で求められる「主体的な学び」「生徒間での学び」を促進させる仕組みを考えました。
社会科でもルーブリックを作成。アクティブラーニングをルーブリックでどのように評価すべきか、またルーブリックを活用した際の評価者による誤差について調べるということを研究課題に設定していました。
【美術科】
美術科では、ICT×美術を題材に中学2年生で研究授業を行いました。
iPadのアプリ「KOMA KOMA」を用いて、GIFアニメを作成。“動く文房具が出会って遊ぶ”というストーリーで、どれだけ独創性のあるアニメーションが作成できるかに挑戦しました。AI時代に求められる大切な能力の1つです。
作成したアニメーションは、Classiでクラウド上に提出。どれもこれも、限られた時間内で、初めて操作したアプリを用いて作成したとは思えないような力作ばかりでした。
以下は美術科の教員が、すべてのグループの作品を1つにまとめたものです。
今回の研究授業で得られた研究成果は、学校全体で協議会を行い、ノウハウとして共有されます。
良い学習は、良い授業から。晃華学園の授業は、こうして昔も今も磨かれ続けています。