2018年度

高校1年生 現代文「リテラチャー・サークルで読みを深める」

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投稿日2018/10/9

リテラチャー・サークルとは、“少人数のグループを作り、同じ作品を一人一人が違った役割を持って読み進め、それぞれの読みについて話し合っていく読書法”のことです。

今回は高校1年生の現代文でこの方法を取り入れた授業を行いました。題材は小説『棒』(安部公房)です。
4~5人のグループに分かれ、つながり係・疑問係・表現係・イメージ係という役割を一人一つずつ分担しました。

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一読した段階では「いったい何の話なのかわからない」という声が多く聞かれたこの作品ですが、各自が記入したワークシートをもとに話し合いを進め、「この作品は何を描き出しているのか」ということを考えていきました。

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グループワークでは「こう考えれば話がつながるんじゃない?」、「ここにこう書いてあるから、違う見方もできると思うな」、「きっと登場人物は○○な人だったんだよ」などと活発な意見交換が行われていました。
その後グループごとに意見を発表し、様々な気づきを他のグループの生徒とも共有した上で、一人一人が考える作品のテーマを記述してまとめました。

生徒からは「役割を分担したことで、一つ一つを深く理解することができた」、「別の係の意見に説得力がありとても納得した」、「自分では気づいていなかった点が実は重要だったということがわかった」といった感想があり、お互いの意見を取り入れることで、それぞれの読みをより深めていくことができました。

 

10月27日(土)に行われる学校説明会・入試説明会では、10時より全授業の授業公開を実施し、この授業を実践している先生の授業も見学することが出来ます。
10月27日(土)は、晃華学園の授業の様子をぜひご覧ください。多くの方のご来校をお待ちしております。(申し込みはこちら

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