2018年度

天文同好会夏合宿の報告

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投稿日2018/9/29

8月の上旬に天文同好会は夏合宿を行いました。

初日の清里では少し雲がでていましたが、それでもなんとか、ISSの通過をみんなで見ることができました。雲がなくなったタイミングで、木星や土星、火星などを望遠鏡で観察しました。
火星は、かなりの好条件で見ることができ、小シルチスや大シルチスと思われる中央付近の黒っぽい模様まで確認することができました。

ISS6908-6933(小)

 

火球ブログ用

二日目は、車山高原にある行きつけのペンションでした。オーナーのご配慮によりペンション近くの街灯がまったくない広場を利用させてもらうことができました。ペルセウス座流星群の時期が近かったので、流れ星をいくつも見ることができました。また、肉眼でもはっきりわかるほどの天の川でした。

7053-7050

晴天と立地に恵まれたので、天の川をバックに記念撮影を行いました。天文同好会の顧問を10年以上担当していますが、このような珍しい写真を撮ることができたのは初めてです。

集合写真印刷用星図入り(小)

(みなさんも、星座を背景にした記念写真なんて見たことがないのではないでしょうか。合成ではありませんよ。)

ちなみに、みんな最高の笑顔で写っていますが、実際には真っ暗闇の中で、隣が誰なのか全く見えない状態(!?)で撮影しているのですよ。

この日の火星はやぎ座に、土星はいて座にありました。火星は約1.9年で、土星は約30年で太陽の周りをまわって元の位置に戻ってきます。火星と土星がこの写真と同じ星座に戻ってくるのは早くても204811月。高校2年生にとっては今回が最後の夏合宿でしたので、同じメンバーで同じ星空のもとでこのような写真は二度と撮れないでしょう・・・。
生徒たちとの出会い、星との出会いをひとつひとつ大切にしたいと改めて感じた記念撮影でした。

 

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