皆さん、新年あけましておめでとうございます。お正月はどう過ごしましたか。日本のお正月はとりわけいいものです。わたしたちは年度で動いているのでまだ新年度まで3か月ほどありますが、やはり気持ちが改まるのは、一年の終わりと始まりの、この時期ではないでしょうか。
先ほどの聖書朗読で、旧約聖書の「創世記」が読まれました。新年にふさわしい箇所でした。
神は言われた。
「光あれ。」
こうして、光があった。神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。
この創世記の第1章、「天地の創造」の最後にこうあります。
神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。夕べがあり、朝があった。第六の日である。
大切なのは、神が世界を創造されたとき、それを良いものとしてお造りになったことです。このことはお正月の気分として、実感できることですね。
でもなぜ毎日の生活に苦しみがあるのでしょうか。そこに、神から離反した人間の罪の問題があります。アダムとエバのことが、旧約聖書のこのすぐ後に書かれています。
苦しみは罪から来るのです。起きてくる困難は、天地から来るのでなく、罪から来るのです。その罪のあがないとして、イエス・キリストはこの地上に生まれました。
皆さんは能率手帳を持っていますね。でもこれからの日々はまだ真っ白ですね。それはこれから天地で生きていく良い世界です。そこにわたしたちの毎日のおこないが書き込まれていきます。それがイエス・キリストと共に歩む日々でありますように。