2026年度

娘のうちわを見て、保護者が涙した理由

投稿日2026/9/15

晃華学園の文化祭には、毎年多くの生徒が手にする特別な記念品があります。それは、環境に配慮したライスレジン製のうちわです。しかし、このうちわに込められているのは環境への思いだけではありません。文化祭の一日を通して生まれた、生徒たちの成長や絆もまた刻まれています。

生徒の発案から始まったライスレジンうちわ

晃華学園の文化祭には、毎年すこしだけ特別な記念品があります。

それは、「ライスレジン」製のうちわ。お米由来の環境にやさしい素材を用いたこのうちわは、SDGsを意識した取り組みとして、3年前から生徒の発案で始まりました。(取り組みの特集記事はこちら https://cocorocom.com/school/article/180 ココロコミュより)

この企画を立ち上げたのは、3年前の実行委員たち。私は、その3年前の実行委員たちが中学1年生の頃から、担任として成長に携わってきました。あの頃はまだまだ無邪気に過ごしていた生徒が、環境問題に目を向け、仲間とアイデアを出し合うことで、どんどんと成長し、最終的に「うちわ」という一つの形を作り上げました。今では大学生となった彼女らの経験が、今の高校生に引き継がれ、新しい実行委員たちによって、さらなる学びや経験を生み出すのは、学校という場ならではの喜びです。私は、このうちわを手に取るたびに、発案した生徒と、継続した生徒の一人一人の顔と名前が浮かんできます。

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文化祭の思い出を書き込む一枚

文化祭の象徴的な記念品である「うちわ」は、毎年大変多くの生徒が購入します。その目的は“メッセージ交換”です。うちわの表面には文化祭のテーマにあわせた絵柄がデザインされますが、裏面には学校のシンボルを中心に、あえて大きな余白をとるようなデザインがなされています。この余白に、生徒達はこぞってメッセージを書き合います。

同級生・先輩後輩同士でメッセージを交換する様子は、まるでまるで卒業アルバムの最終ページのようです。生徒たちは、「先輩の発表、カッコよかったです!」「また来年も一緒に回ろうね!」などのメッセージを書き合い、その年の文化祭の大切な思い出の一つとします。「うちわ書いて~!」という言葉がそこら中で飛び交い、仲間や先輩後輩への言葉が並んでいく光景は、文化祭ならではの温かい時間です。これも本校の1つの伝統となっています。

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保護者の方から聞いた、忘れられない言葉

昨年度のことです。

インタビュー】『晃華学園中学校高等学校』が実践する「隣人愛」の精神と全人教育〜ミッションスクールだからこそ育める人間力〜 | STUDYCHAIN通信

文化祭からしばらく経ったある日、部活の大会の引率に来ていた私は、生徒の応援にいらしていた、ある保護者とお話をする機会がありました。

その生徒の日常の話や、勉強と行事と部活とのバランスを一生懸命とって頑張っている様子を共有するうちに、話は文化祭のうちわの話題に。その保護者の方は、私にこんな言葉をくださいました。

うちわに刻まれていた“成長の証”

「先日、リビングの机に置いてあった娘のうちわが偶然目に入りました。それを見て、大変驚くとともに、強く感動し、思わず泣いてしまいました。」

学校行事 | 晃華学園中学校高等学校

その生徒のうちわには、こんな言葉が書いてありました。
「いつも部活をひっぱってくれてありがとうございます!先輩のプレーは本当に憧れます!!」
「あの時話を聞いてくださって、本当にうれしかったです!これから先輩の力になれるように頑張ります!」
「いつも仲良くしてくれてありがとう!○○のお陰で毎日頑張れているよ。次の大会も頑張ろうね!!」
「後夜祭の○○のダンスめっちゃ可愛かった!!○○大好き!!ずっと仲良くしてね!!」

保護者の方は、涙で目を赤くしながら、次のように言葉をつづけました。

「家では幼いころから物静かで、ゆっくりマイペースでコツコツ頑張るタイプ娘が、こんなに立派に成長して、これほど多くの同級生や後輩から尊敬の言葉をもらえているなんて、親として本当に嬉しい限りです。」

うちわがつなぐ、生徒たちの絆

その言葉で、私の目頭も熱くなったのを覚えています。

うちわに書かれた言葉は、単なる寄せ書きではなく、生徒たちの日々の努力や絆の証です。「他者のために 他者と共に」を掲げる晃華学園の文化祭の一日が、家族にとっても大切な思い出になる瞬間です。

生徒がつくり、生徒が受け継ぐ文化

生徒が作った「ライスレジン」のうちわを、生徒が受け継ぎ、そこに生徒の努力や絆の証が刻まれていく。晃華学園では、こうした生徒の主体的な発想や、仲間とのつながりを大切にしています。環境に配慮した取り組みも、心を通わせる交流も、すべてが人としての成長につながる学びです。
これからの晃華では、どんな新しいアイデアが生まれるのでしょうか。未来を創る生徒たちの姿が、毎日楽しみでなりません。

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