中1現代文の授業で、自作の詩の発表を行うグループワークを行いました。

それ以前の授業で、教科書に掲載されていた「空の詩三編」を読み味わいました。その上で、自分なりの「空の詩」を制作しました。詩の制作の条件は、三連以上かつ、比喩や倒置法、体言止めなど、詩の表現技法12種類の内3種類以上使うことです。
その後は、試行錯誤しながら作った詩に合うイメージを絵に描き、そこに詩を清書する、という作業を経て完成となりました。学校帰りに見た空、夏休みの夏空、星が輝く夜空、四季によって表情を変える4つの空などなど、様々な独創的な空の詩ができあがりました。
グループワークでは、5人で1班になり、1人ずつ発表しました。発表者は、詩と絵が描かれた作品を見せながら詩を朗読し、表現技巧や内容についての説明を行います。その他の班員は、聞きながらメモを取り、発表者に質問などもします。
最後に、各自でグループワークの感想をまとめました。感想には以下のようなものがありました。いくつかご紹介します。
・同じ「空」というテーマでも、全く表情の違う空を皆が表現していた。
・詩の説明を聞き、絵を見て、皆の伝えたい思いが伝わってきた。詩の力のすごさを感じた。
・詩にとても勇気づけられた。また頑張ろうという気持ちになった。
・絵に詩の世界観が表現されていて、絵が詩の景色を広げるようだった。
・今日皆が作った空を、探してみたい。
このような感想文自体がまるで詩のような、素晴らしい感想がたくさんありました。豊かな想像力に、授業で学んだ技法や表現を駆使して創作した詩を共有し合い、とても良い刺激を受けたようです。このような授業を今後も行っていきたいと考えています。