2024年度

新垣壬敏先生の追悼ミサに参加して(シャミナード会)

投稿日2025/3/14

2月24日は、シャミナード会(カトリック信者の生徒の活動)と聖歌隊の生徒が合同で、昨年10月に帰天された新垣壬敏(あらがきつぐとし)先生の追悼ミサ(東京カテドラル聖マリア聖堂、タルチシオ菊地功枢機卿を主司式とした共同司式)に参加しました。「マラナタ」、「キリストはぶどうの木」など、親しみのあるカトリックの聖歌をたくさん作曲された新垣先生は、晃華学園の合唱コンクールの審査員長としても大変お世話になった方でした。

丹下健三氏の建築による聖堂は天上が高く、大勢の参列者で埋め尽くされ、本校では生徒に加えて、保護者や引率教員を含めて二十五名ほどがミサに与りました。ミサの進行に合わせて荘厳な聖堂内では、オルガンが響き渡り、新垣先生が作曲された聖歌が次々と歌われ、最後は誰もが歌える「ごらんよ空の鳥」で締めくくられました。生徒たちも、「こんなに新垣先生の作曲された聖歌がたくさんあるとは気づかなかった!」と驚きの声を上げていました。どの曲も親しみやすいメロディに、やさしい日本語の歌詞が添えられ、新垣先生への感謝と哀悼の意を込めた歌声がこだまします。歌うことが祈りに通じることを体感できる、感動的なミサでした。

菊地枢機卿様のお説教では、新垣先生が音楽の才能という賜物を生かして、神を賛美し、たくさんのカトリック聖歌を作曲されたことへの感謝が述べられました。先生が遺された聖歌は、これからも長く、多くの人々に愛され、歌い継がれていくでしょう。

ミサ終了後は、2025年の聖年に合わせて設置された巡礼指定教会のスタンプ(「希望の巡礼者」)を、生徒たちが嬉しそうに押していました。教員による聖堂ツアーを行い、司教座、聖遺物(ケルン教区から贈られたフランシスコ・ザビエルの胸像など)やピエタ像(サン・ピエトロ大聖堂と同じ大きさのレプリカ)、鐘楼台と歴史的な鐘、「ルルドの泉」を見学しました。最後に、聖堂前で集合写真を取りました。

ぬけるような青空に高くそびえる聖堂、生徒たちの清々しい笑顔が印象に残りました。

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