2024年度

課外華道活動報告

投稿日2025/1/30

本校の課外活動の一つである「課外華道」では、外部より講師の先生をお招きし、先生のご指導のもと草月流のいけばなのお稽古をしています。中1~中2で入会すれば、週1回のお稽古で高2までに4級師範を取得することができます。 

普段のお稽古では、草月のテキストを用いて基礎である花型法、応用、自由に生けることを学んでいきます。真剣に取り組みながらも、美しいお花とふれあうことで自然と笑顔になり、心が安らぐたのしい時間です。
年に3回、いつもと違うお稽古をする機会があります。文化祭での展示、クリスマス制作、新春華道展です。

文化祭では、いつもより多くの種類の花材を用い、自由に生けます。ダイナミックなものもあれば繊細な作品もあり、それぞれのこだわりや個性が発揮される発表の場です。 

 

クリスマスの時期になると、リースやスワッグを作ります。教室いっぱいにひろがるヒムロスギやヒバ、ユーカリなどのフレッシュなグリーンの香りに癒され、かわいらしい赤い実や松ぼっくり、カラフルなリボンに心躍る、毎年たのしみにしているお稽古です。

そして新年最初のお稽古では、新春華道展として松や梅、千両などのお正月花材で生けた作品を、中高校舎1階に展示します。大きな松の枝をのこぎりで切ったり、太い枝がなかなか剣山に入らなかったりなどの苦労もありますが、新年の清々しさを感じさせるきりっとした作品が出来上がります。同じ花材を使いながらも、出来上がる作品はそれぞれ違う個性があり、見る人をたのしませてくれます。

お稽古といっても堅苦しさはなく、自分のペースでたのしくお花とふれ合うことができます。年度途中からでも、どの学年からでも始めることができますので、在校生の方で少しでもご興味があればいつでも見学にいらしてください。昨年12月に国の登録無形文化財にも登録された「華道」を、一緒にたのしみましょう。

生徒の感想から
・(クリスマス制作で)松ぼっくりやわたをどこの位置につけようかなどと工夫するところが、特に楽しかったです。季節のイベントの制作は、普段とは少し違う風情を味わえるので大好きです。
・毎年恒例のクリスマスリース作成を今年もすることができて良かった!今年は先生方が飾り付けを持ち寄ってくださり、華やかなリースを作ることが出来た。
・(新春華道展について) 堂々と生けることができました。全校生徒の前で飾られたので、とても緊張しましたが、可愛く凛々しい花材で剣山を華やかにできたので良かったです。 

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