2024年度

高校1年生 探究論文ブラッシュアップ

投稿日2024/11/2

本校では、中3で8000字以上の課題研究論文を執筆します。高1では、これを探究論文としてブラッシュアップしていきます。9月のLHRでは、2週連続で探究論文を深めるための取り組みを行いました。

1つ目の取り組みは、生徒同士でお互いの論文を読み合う「ピアレビュー」です。

生徒は事前に「アドバイス要望シート」を記入し、論文のどこを改善したいか、何に困っているか、などについて整理しておきます。当日は、図書情報センターに学年全員が集まり、自分の読みたい論文を手にとり、アドバイス要望シートを確認しながら、どうしたらより良い論文になるかコメントを書きました。

同級生からの具体的なアドバイスはとても参考になったようです。また、他の人の論文を読むことで、自分の論文の改善方法についてヒントを得た生徒も多くいました。夏休み中には、教員が論文を読み、論文の良い点と改善点をまとめており、そちらも合わせて生徒にフィードバックしました。

2つ目の取り組みは、ポスターセッションです。生徒たちは夏休み中に、自分の論文の内容を1枚のポスターにまとめ、文化祭で展示しました。このポスターを使って、1分で論文の内容を発表します。

教室の角で4人が同時に発表し、その他のクラスメイトは興味のある発表を聴きます。全員が一通り発表を終えた後、同じサイクルを繰り返します。1分にまとめるためには、自分の論文の要旨が何であるかをしっかり把握し、ポイントをおさえておく必要があります。自分の論文を見直す機会ともなりますし、要約力も高まります。1回目の発表では時間内におさまらなかった生徒も、2回目には1分で発表できていました。また、他の人の発表を聴くことで、良い発表の仕方を取り入れ、1回目より聞き手に興味を持たせる工夫ができていました。最後に、それぞれ良いと感じた発表に投票し、各クラスで9名の代表を選びました。

選ばれた生徒たちは、10月のLHRで学年全体のポスターセッションで発表を行いました。こちらの活動については、後日ご報告いたします。
(晃華学園の探究学習はこちら

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