晃華学園では水曜日の放送朝礼で、高校2年生が全校生徒に対してテーマを設定して話しています。本日はその第一弾です。
ーーーーーーー
おはようございます。文化祭食品販売委員長です。文化祭食品販売委員会として、食事にまつわるお話をさせていただこうと思います。
私は幼い頃にインドネシアに住んでいたことがあります。住んでいた当時は気づかなかったインドネシア独自の文化に、日本に住み初めてから気づき、興味を持って調べてみたことの中から、日本とインドネシアの食事のマナーの違いについてお話ししようと思います。
インドネシアの風景
まず、インドネシアでは左手は不浄(ふじょう)であるとされているため、料理を右手で手づかみして食べます。そのため卓上にはフィンガーボウルと呼ばれる水の入ったボウルが置いてあります。私が現地にいた時、街でカレーを手ですくって食べているインドネシア人を見かけたことがあり、「どのくらいの熱さまでなら耐えられるのだろう」と疑問に思ったことがあります。必ずしも全員が手づかみで食べるわけではなく、カトラリーを使用して食べる場合もあるそうです。
インドネシアの食事
また、インドネシアでは器を持ち上げず置いたままで食べるのが一般的です。日本のマナーでは器は持ち上げて食べるのが正しいと言われているため、これを知った時は文化の違いを感じました。
他にもスプーンをナイフがわりに使ったり、スープは器に直接口をつけず、スプーンですくって食べるなど、日本とは違う少し変わったインドネシア独自の文化があるそうです。
他にも食事のマナーは色々あり、インドネシアの人口の約8割が信仰しているイスラム教との関連もあるそうなので、気になった方はぜひ調べてみてください。
住んでいた頃はインドネシアの文化に触れていた毎日でしたが、現地の人々を見て当時の私は何も違和感を感じていませんでした。ですが高校生になった今もしもう一度現地に足を運んでみたら、新しくて面白い文化の違いを発見できるかもしれないと、調べながら感じていました。この話を聞いて食事マナーに興味を持った方がいれば、インドネシア以外の国についても調べてみても面白いかもしれませんね。
インドネシアの夕焼け
最後に今年の文化祭では、みなさんが学校、そして日本の食事マナーを守ってくださったおかげで、無事に5年ぶりの食品販売を成功させることができました。たくさんのご協力本当にありがとうございました。そして今後もみなさんが日本のマナーを大切にし、来年以降も文化祭食品販売を成功させることができるよう願っています。