晃華学園「車輪の会」です!
「車輪の会」はアフリカにあるマラウイとの文化交流と、社会課題の解決を目指す有志団体で、これまで手紙やテレビ電話を通じてマラウイのマタピラ小学校と交流してきました。
現在、「車輪の会」は「異文化を受容する心を育てる」ことを目標に、マラウイの文化を紹介する絵本を作成しています。
絵本作成のためにはマラウイに関する情報が必要です。そのために、交流しているマラウイの小学校の手紙を分析したり、JICA協力隊OGの長井さんとテレビ電話をしたり、書籍を読んだりするなど、現在情報収集を重ねています。
そしてこの度、高大連携協定を締結している上智大学の、山﨑瑛莉さん(Sophia Future Design Platform 推進室University Education Administrator(UEA))に、ワークショップを開催していただきました。
ワークショップでは、「アフリカを見る時の視点」として、国の規模や山脈、気候、砂漠の位置、歴史的経緯などを紹介。それらと関連付けながら、アフリカの言語や食文化、ファッションなどについて説明していただきました。そしてその中でいくつもの「問い」を投げかけてもらいました。
例えば、ケニア・タンザニアで話されているスワヒリ語が、商業言語と大陸言語が混ざり合っていることなど、歴史的経緯を説明してもらった上で、「スワヒリ語はアフリカオリジナルの言語なのか」といった文化の本質にかかわる問いや、「マラウイの公用語であるチェワ語は、どの民族が使っている言語なのか」「マラウイの周辺国はどうなのか」など、マラウイに関する問いがありました。
今回山﨑さんは、あえてマラウイについては直接説明せずに、生徒たちが「マラウイ」、「文化そのもの」について考えるたくさんの手掛かりを授けてくれました。これらをヒントにしながら、絵本作成のために車輪が回っていきます。
山﨑さん、ありがとうございました。