新緑のまぶしいGWに、音楽部(晃華学園オーケストラ)のスプリングコンサートが、武蔵野市民文化会館で行われました。責任学年である高2の生徒にとっては、お客様に演奏を聴いていただく最初の大きなイベントであり、中1からクラブ活動を続けてきた高3にとっては、今までの集大成となる演奏会です。限られた練習時間をやりくりし、パートごとにコーチのご指導をいただき、全体の合わせ練習では、指揮者の先生の指示に集中して、仲間の音を聴き合いながら練習する日々を半年にわたって重ねてきました。
当日は、コロナ感染対策のために、一般公開には至りませんでしたが、保護者や卒業生、在校生や教職員が応援に駆けつけて、360部用意したプログラムがあっという間になくなるほどの大盛況で、活気に満ちた雰囲気に包まれました。演奏会は、恒例のハンドベルで開演し、ブラームスの厳かな「悲劇的序曲」にはじまり、ディズニー映画『ファンタジア』でおなじみのデュカス作曲『魔法使いの弟子』では、管楽器が大活躍する楽しい演奏が繰り広げられ、休憩をはさんで名曲の誉れ高いブラームスの「交響曲第1番」の熱演、アンコールの「大学祝典序曲」でコンサートが締めくくられました。
終演後は、引退する高3の生徒のためのセレモニーが行われました。後輩から花束が贈られ、顧問やコーチからのねぎらいの言葉が引退する部員へ伝えられました。5年間にわたり共に励まし合って音楽を奏でてきた仲間の絆は、本当に得がたい宝物です。部長を務めた生徒のメッセージでは、今までの懐かしい思い出、同級生一人ひとりへの感謝の気持ち、後輩たちへの激励など、熱い思いがあふれていました。
大曲に挑み、コンサート開催のために準備から片付けまで、計画を立ててメンバーと連携しながら本番を迎える体験を通じて、高2の部員は結束を強め、部員全体が大きく成長しました。現在は、たくさんの新入部員を迎えて、秋の文化祭やオータムコンサートに向けて、新たな気持ちで活動を行っています。これからも、晃華学園オーケストラらしい響きを大切にして、より多くの皆様に演奏を聴いていただけるよう努めて参りますので、どうぞよろしくお願いします。
(音楽部部長 からのメッセージ)
今回お越しくださった方、応援してくださった方にこの場をお借りして御礼申し上げます。明日からも良い演奏を目指し精進して参りますので、今後とも音楽部の活動にご協力いただければ幸いです。これからも皆様の心に私たちの演奏が響きますように。